伏見桃山で賃貸を探すなら伏見専門のミナージュがお勧め

前日からの体調不良によりちょっと厳しかったが、なんとか7時半ごろから動きだし、9時にお願いしていたアリさんマークの引越社の見積もりを待つ。ちょっと NAIST の宿舎が特殊な場所にあるせいか、初めての人は迷いがちなのだが、アリさんも迷われたそうで……。

担当の方は、この地区は初めてなんですよ、とおっしゃっているが、とても感じのよい方で、相見積もりとか面倒くさいので、基本的にお任せしようという気になる。一応全体的に荷物の数をチェックしてくださって、「他に見積もりをお願いしているところはないですよね?」と訊かれたが、正直に「いまのところありません」と伝える。

「2tトラックになりますが、いくらくらいまでなら即決してくださいますか?」と言われて、「相場はどれくらいなんでしょうかね〜」と訊いてみると、「大体ハイシーズンなので8万円くらいですが、お安くしたほうが……いいですよね」と言われるので、「ええ、平日の時間帯はいつでもいいので、いちばん安くなるプランでお願いします。赤帽さんにお願いしたとき、同一町内ですが2万5千くらいでやってもらったので、5万円台なら即決します」と伝えると、「分かりました、ちょっと上司と相談します」と言って、上司の方に電話をかけてくださったようだ。

結局、平日の午後が一番安く、かつ仏滅の日が特に安くなるようなので (大安吉日は高い)、仏滅でお願いしたところ、希望通り (ネット割引と合わせて) 50,400円でお願いすることができた (ちなみに、引っ越し先の地区は NAIST から30〜40kmほど離れたところである)。いまの宿舎は 3LDK で、行き先はどこに決まってもエレベーターなしのところだし (一昨年1Fから3Fに引っ越すとき、宿舎にはエレベーターがなかったのでちょっと大変だった)、まあがんばっていただいた価格だと思うので即決。段ボールや梱包材も一通りくださったので助かる。両親がクリスチャンだからかどうか分からないが、仏滅だからどうだというのは全く思わないなぁ。結婚式も赤口の日だったし (一応披露宴は吉時間とされる午の刻だったけど……)。

午後、体調が回復するのを待ってもう一度桃山御陵前へ。[http://kangetsukyo-danchi.jp/:title=観月橋団地]のモデルルームの公開が土日しかやっていないので、今日見ないともう見る機会がないのである。昭和30年代に作られた公団の団地をリニューアルしているプロジェクトなのだが、民間のコンペで決まった2者がそれぞれコンセプトの違うデザインをしていて、価格も抑えつつ団地を現代風にアレンジしているところに感銘を受けたのである。特に、「[http://www.realdanchiestate.jp/?page_id=509:title=観月橋団地再生ストーリー第3回 反転するキッチンの効果。]」を読んだりすると、よく夫婦で一緒に料理したりする自分などは「なるほど!」と思うのである。あと、「[http://www.realdanchiestate.jp/?page_id=97:title=観月橋団地再生ストーリー 第1回 昭和の団地にタイムスリップ]」を見ても、なんだか古き良き時代の団地を思い出して懐かしかったり。(高校生まで社宅に住んでいたので、実は団地っ子)

団地までは駅から歩いて8分ほど、ちょうどリノベーション中なので工事中のところがあちこちにあるが、いまいる宿舎と似たような感じで、日当りもよく、静かなところであり、歩いていて気持ちいい (まあ、気になるところもあるが、どこに住んでも気になるところはあるだろうし)。ちょっと奥まったところにある現地のモデルルームに入ってみると、百聞は一見に如かず、斬新でおもしろかった。天井に当たるところを全部取り壊してコンクリート吹き付けにしてあるのだが、こうすることでちょうど天井の高さが今風の高さになっていたのであった。(逆に言うと、昔の団地に入る人のサイズはもっと身長が低かったということだ)

キッチンも、上記のリンク先の記事で詳しく書かれているように、これまでの伝統的な家では部屋の隅っこにあり、家長が居間でふんぞり返っていて、家の女性が見えないところで作った料理を持ってくる、というような感じだったのが、アイランドキッチンになったので一気に家の中でのメインの場所に躍り出る。対面式のカウンターキッチンのマンションに住みたいと思うのだが、これくらい空間があると一緒に料理するの楽しいだろうな〜と思ったり、日当りもよくて休みの日は気持ちいいだろうな〜と想像したり。

あと、「観月橋団地再生ストーリー 第4回 土間のある暮らし。」にある土間タイプも意外とよいかなと思ったり……この時代に土間つきというのは斬新。とはいえ、キッチンから土間というのは、どうなんだろう (昔の台所って土間にあったんだな、と思って確かにちょっと変な感じだが)。

帰りがけ、今回の部屋探しの一件でなにからなにまでお世話になりっぱなしの[http://www.minaju.com/:title=ミナージュ]さんに、ほんの気持ちながら甘いものを差し入れにお持ちしたり。ミナージュさんで契約しないことにはミナージュさんには手数料が1円も入らないので、本当に申し訳ないのだが……。それでは悪いので、となんらかの形でお礼をしようとしたのだが、契約に至らなかった場合はお代はいただきませんので、と固辞されるので、お菓子ならよいのかと思って差し入れをお渡ししたら、喜んで受け取っていただけてよかった (笑) 

自分が思うに、ミナージュさんのどこがよいかというとやっぱり包み隠さないところと文才だと思う。上記ページをクリックすると、ちょっと最近は見なくなったウェブページの装飾のオンパレードで、ちょっと微妙な雰囲気を醸すのだが、物件ページを見てみるとその実直さが分かる。たとえば物件1977

【ミナージュ現地レポ】南向きベランダで日当たりOK!洗濯物パキパキ♪・・・ですが・・・眼下にお墓ビュー!!!

と、お墓が見えることを厭わない人には日当りが最高なのでお勧めだとか、物件434

【ミナージュ現地レポ】西側にJR奈良線の線路が走ってます。物件はノリ面になっててその上高台なので部屋からの見た目は気になりません。音は若干しますね。24号線より東側のこの辺りの地域は賃貸物件が少なく学校区もイイのでとても人気があります。※駐車料金が上がっています。

のように、線路があるので音がするので、そういうの気になる人は避けた方がよいが、住宅街としては人気のある地域であることが分かるとか、あるいは物件1966のように

【ミナージュ現地レポ】窓が多くて明るい!ただし線路がすぐそば&京阪と近鉄の交わる丹波橋駅近くですので、昼間は常に電車の音と格闘です^^;

線路が近くで昼間の騒音さえ気にしなければ採光はばっちりだとか、とにかくどこが妥協ポイント (ここを気にしない人にはこれがおすすめ) ということが詳しく書かれていて (説明文を読んだ大家さんがどう思うか分からないが、基本的に大家さんの批判になるようなことは表には書かれておらず、内覧をしたりするときに、聞いたら裏事情を教えてくださる)、非常にユニークな営業スタイルで好感が持てるのである。

ミナージュさんは、1回限りの仲介業者ではなく、ずっとこの地区に住んでいただくなら、生涯専属の不動産屋さんに選んでもらって長くお付き合いしたいと思っていて、契約したらそこから先はサポート業者に丸投げしてトラブルは知らぬ存ぜぬというようなことはしていません、大手さんと利益で張り合うつもりはないですが、この地区での物件取り扱いは自分のところが一番古くからやっているし、絶対他に負けない自信を持っています、とおっしゃっていて、感銘を受ける。……本当にこのビジネスモデルでやっていけるのか心配になってしまうくらいだが、このような仕事をしている人がもっと世の中に増えるとよいな、と思うのである。