朝起きてバスで NL 研会場へ。今回はさすがに間違えない。
午前中最初の言語教育セッションは座長。いろいろ質疑が出ておもしろい。やはり英語学習・英語教育のほうがみなさんの食いつきがいい。今年は日本語学習・日本語教育だけではなく、英語にも手を広げたい。
午前中2番目のセッションは IFAT 研究会からの発表。始まる前、少し座長の波多野さんとお話しする。波多野さんは同志社に移られる前は NAIST の同じフロアの向かい側の研究室で助手をしてらして、恐らく廊下やお手洗いでは何度かお会いしていると思うのだが、お互い認識してお話したのは初めて。1999年から2006年まで NAIST にいらしたようだが、最後のほうはすでに定年退職された研究科長の C 先生 (仮名) から「まだおるんか」と言われたとか (汗) でも、「はい、自分はまだまだ勉強させていただきたいので、まだおります」と答えたとのこと。さすが。波多野さんのことがいっぺんに好きになった :) 座長としての教育的配慮の行き届いたコメントをお聞きしたりして、[twitter:@keyakkie] さんのように優秀な学生さんを育ててらっしゃるのも納得。今日もこれが終わったら高校にご挨拶に行く予定だとのことでお忙しそうだが、自分もかくありたい。
お昼は徳永先生、宮尾さん、森さんの4人で行ってみたが、徳永先生が九州っぽいものが食べたい、ということで右往左往して最終的に九州ちゃんぽんのお店に入ったところ、松本先生たちと同じお店に。安い。そしてボリューム。今回博多に来たが結局1回もラーメン食べなかったなぁ。1回くらいは食べてもよかったが……。徳永先生から来年度のNL研の予定をお伺いしたり、NL研の存在意義について話したりなど。いろいろと難しい。個人的にはもっと企業の人 (特にエンジニアの人) が研究 (会) に参加しやすくするとよいと考えているのだが、なにを目標とするべきかについて、一度お風呂につかりながらでも考えてみようかと思った。
午後は IJCNLP という先日タイで開催された国際会議の参加報告セッション。みなさん2本ずつ論文を選んで紹介されていたが、自分は他の人がちゃんと論文紹介をするようだったので、軽めのトークということで入力メソッドに関するワークショップの紹介 (写真がたくさんなのでリンクは張らないが……)。自然言語処理系の研究の場だとみなさん研究を期待するのかなんなのか、ネタやギャグが入っていても「しーん」とするのが通例だが、質疑はそれなりに活発に出て嬉しかった。やはり自分は研究一辺倒ではなく、エンジニア (リング) と研究 (者) をつなぐようなところで活動したいと思うのであった。
ちなみに最後に宣伝した [twitter:@tkng] さんによる「日本語入力を支える技術」は Amazon で予約可能になったらしい。
日本語入力を支える技術 ?変わり続けるコンピュータと言葉の世界 (WEB+DB PRESS plus)
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帰りはみなさん東日本組は飛行機だそうで、10人以上天神経由で地下鉄に乗るのを見送って、森さんとバスで博多駅に行き、新幹線。森さんはエクスプレス予約でのぞみを取ってらしたようだが、バスの渋滞があったりして、結局窓口で払い戻しして (エクスプレス予約だと、のぞみには乗れるがさくらには乗れないので) 自分と同じさくらに変更してもらった。オンライン割引がないので高くなってしまったようで、自分がさくらに乗りたいばかりにご迷惑をおかけして申し訳ない。自分は3時間近くのぞみの普通のシートは腰に来るので、(15分に1本ある) のぞみでグリーン車に乗るか、(1時間に1本しかない) さくらで指定席に乗るか迷ったのだが、のぞみグリーン車だと相当高い (+5,000円) のでさくらにしたという……。
ともあれ、道中3時間弱、いろいろと研究の話や論文の話やキャリアパスの話やあれやこれや、楽しいお話をしてくださって大変ありがたかった。来年度以降の目標もできた (最近は、准教授くらいの人とお話すると、今後どういうライフイベントがあるかなどお聞かせいただいたりして、大変参考になる)。今回はいろんな方々とお話できて、参加してよかったなぁ。
奈良に帰ってきてから速攻で温泉に行ってしばらく腰をほぐす。26日も東京に行くので、疲れを取っておかないと……。(風邪を引かないことも大事だが)