松本研カレーパーティーでお疲れさま

午前中研究室に来てひたすら NL 研の原稿の添削。これまでは修士論文を除くと2人の原稿を同時に添削したことはなかったのだが、初めてやってみてけっこう大変だということが分かる。1回目を通してコメント入れるのに2時間かかるので、自分の能力的には完全にそれ以外の仕事がない状況で3並列が max かもしれない。ということは、5月の今年最後の論文シーズンは、いまのうちからスタートしておいたほうがいいのかな。

さて、昨日は時間切れで雑談が途中で終わってしまったので、午後引き続き中村研にお邪魔する。去年さきがけにウェブを対象にした意味解析の研究計画を出して面接で討ち死にしたという話を中村先生にしたところ、「意味を扱うような研究は人工知能の研究者は全員昔やって痛い目にあっているので、まず通らないだろう」というお話。なるほど。

ではどうすれば意味解析の研究で通るのか、という話もお伺いして、至極納得。コロンブスの卵だな〜。次こういうネタで研究計画書を書く時はそうしよう (しばらく書く予定はないが)。

夕方、音声検索に関するトークを聞く。ユーザの力を借りるという話、これまで聞いたときと比べ、最近は Lang-8 のような相互添削サイトの話を聞いているので、そういう観点からとても参考になる。ユーザのインセンティブをどう高めるか、そしてどう研究コミュニティに還元するか、いろいろと考える。

夜、松本研カレーパーティー。[http://twitter.com/Wildkatze:title=@Wildkatze] くんらががんばってくれたようだ。ありがとうございます〜 && お疲れさまでした〜。松本研のカレーパーティーはスパイスから作る本格派、大量のトマトをミキサーで潰す [http://twitter.com/tomo_wb:title=@tomo_wb] くんの姿を昼間見ていたが……。新入生の M1 の人たちも3人来ていて、[http://twitter.com/#!/mrcarrot:title=@mrcarrot] さんや [http://twitter.com/#!/__yuyay__:title=@__yuyay__] さんと話す。やはり [http://twitter.com/syou6162:title=@syou6162] さんや [http://twitter.com/tomo_wb:title=@tomo_wb] くんら、彼らから見た先輩たちのブログや Twitter の影響もあるようだ。

自分もいつまでも「生駒日記」じゃないだろう、と思っているので、(自分がずっとそうしてきたように) 在学生が NAIST の研究生活について発信してくれるのは非常に嬉しい。論文提出間際、死にそうになって徹夜して原稿書いてたり、こういうようにカレーパーティーがあったり、いろんなイベントがあるのだが、研究にのめりこんで家に帰ら(れ)ないのを「ブラック研究室」と思うか、「こんなに充実した研究生活が送れるのか」と思うかは読む人次第かな。

NAIST に来る人は死ぬほど苦しい研究生活を「楽しい」と思ってくれるような人が向いていると思う (逆に言うと、NAIST に来ると「いい企業」に就職できる、とか思って来る人は、研究に打ち込む人を見るとちょっと温度差を感じるかも……)。在学生の方々はぜひ研究にプログラミングにあれやこれや悩む姿をブログ・ツイートしてください (笑)

# ブログも Twitter も好きな人がやればいいので、無理にやることないですよ。

カレーを食べ終わってからさらに NL 研の原稿の最終チェック。英語の添削はいろいろと神経を使う。結局共著の2人とも10時半には「これでいいかな」という原稿になったので、あとの投稿は任せて帰宅 (あとで聞いたら著作権を学会に譲渡するという書類を FAX するのが残っていたらしいが……)。みなさんお疲れさまでした!