大きな研究プロジェクトの回し方

@smly くんが CoNLL に投稿していた論文が通ったようだ。めでたい。@tettsyun くんも ACL HLT 2011 short paper に通ったし、自分は修士論文を投稿して落ち、ランクを落として別の会議に投稿してようやく通ったので、松本研で今年Dに進学した人たちはよくがんばっているなと思った。

NL研の原稿の添削の続き。どうも自分がボトルネックになっているようで、申し訳ない。13日の23:59が〆切なので、そろそろ先が見えてきたかな……?

昼、新しくできた中村研(知能コミュニケーション講座)にご挨拶。広くていいな〜。いま自分が NAIST自然言語処理系の入学を検討しているなら、ここは間違いなく候補として回る講座であろう。

挨拶がてら、大きな研究プロジェクトの回し方を中村先生から教わる。たとえば1年の予算が6,000万なら半分が人件費、半分が研究費で、人件費はポスドク1人600万とすると3,000万で5人雇えて、それぞれをやりたいテーマ順に割り振ると、人がついたテーマは絶対成果が出るので回って行く、という感じ。なるほど〜。

研究はクリエイティブな仕事なので、なかなか参加した人数と成果が比例するものではないだろうが、うまく仕事の依存関係やらを切り分けておけば、人数を増やした分の効果はあるのだろうな、と思った。

お金はどっちでもいいが、研究室の学生の人数が多いと指導しきれないので、ある程度学生の人と一緒に研究してくれる人はほしいかも……。最近学外の人に学生と一緒に研究するのをお願いすることが増えている (手伝ってくださっている方々、ありがとうございます!) が、学内で人を増やすとするとお金を取ってきてポスドクを雇うことになるのだろうか。うーむ。