9月21-22日 NAIST 開催の NLP 若手の会

朝起きると全身が痛いのだが、どうも夏に合わせて薄い布団にしているのがいけないようだ。あっという間に8月下旬だが、今年はそんなに暑くなかったなぁ。今年は避暑のためにエアコンのある研究室に行くことすらなく、昼間部屋にいても普通に快適。

9月21-22日に NAIST で開催予定の NLP 若手の会第6回シンポジウムの発表申し込みが26日まで (延長されました) なので、なにか発表ネタがある人はぜひどうぞ。実験結果はまだだけど研究の方向性について外部の人の意見を聞きたいとか、サーベイ報告をしたいとか、過去そういう事例もあるので、実験結果がないから発表できない、と考えることはなくて、実験結果が揃っているならむしろ記録に残る NL 研だとか言語処理学会年次大会で発表してもらえればいいので……。例年より参加者が少ないっぽいようなのだが、奈良だからかなぁと思ってちょっと心苦しい。

ちなみに懇親会と交流会の参加登録も26日〆切なので、まだの人はお早めに。懇親会は学生500円社会人1,500円予定 (←アルコール代相当、食事はバイキング形式なので2時間適当に歓談していただければ) なので、参加される方はご登録いただけると。というか大学周辺には学食以外食べるところがないので……。

あと9月17-19日開催の 情報科学 若手の会も9月2日まで募集延長だそうで、自分は17日しか参加しないが、こちらも下は高校(高専)生から上は社会人の人まで集まる「若手」の会なので、技術的なこととか話したい人は楽しめると思う。去年は女性陣の参加は @norizmさんだけで、ちょっと心苦しかったのだが、今年は多いらしいので、@norizm さん (今年は幹事) 効果かと :)

@chokkanorg さんがさきがけに採択されたそうで、めでたい。プレスリリースによると、NLP ではあと狩野さんかな。他の人も知り合いが多いが……

かくいう自分も今年のさきがけは3年型で申請していて、去年に引き続き面接までは進んだものの、7月に面接があり、先週末に不採択の連絡をいただいていた。面接27件中12件採択と、約2倍なのだが、この2倍の壁が突破できない。内容的にはそんなに外していないと思うし (不採択理由に関するコメントも手法の妥当性に関するもので、テーマの妥当性が悪かったというわけではないようだ)、去年よりは手応えがあったのだが、質疑応答がよくなかった。そもそも大人数(20人以上)を前に話すというスタイルが自分は苦手なのだが、これは克服しないことには先に進めなさそう。

しかしやはり自分は大きな研究費を獲得して回す肉食系の研究には向いていない (だからこそ、いろいろ試せる松本研の助教のうちに実験的なことに挑戦しているのだけれども)。共同研究や研究の相談でも、誰でも名前を知っているような研究所以外は相手にしない、というのではなく、大企業でも「え、あそこ研究やっているの?」と思うような意外なところとか、そもそも研究関係に割くリソースがない中小企業やベンチャー企業とか、そういうところに貢献できるほうが自分は嬉しい (昔大学で一般ユーザのサポートをしていたからかもしれない)。

先日出た「科研費獲得の方法とコツ第二版」

科研費獲得の方法とコツ 改訂第2版

科研費獲得の方法とコツ 改訂第2版

を眺めつつ、いろいろ研究費を取るのはみなさん苦労されているが、大きな研究費を取るとそれはそれでしんどい、という話が何カ所かに出てきて、それもそうだなぁ、と思ったり。(第一版をお持ちの方は、差分はそんなにないので改めて買う必要はないが、お持ちでない学生やポスドクの方はこれを機会に新しい版を買うとよいかと)