デスクトップは4年、サーバは5年で減価償却

朝の9時から修論発表会x2+1。昨日と同様つつがなく終わる。これで研究室の残りの人はあと3人。

音情報の人がはてなキーワードと英単語の読みを EM で推定をする、という話がおもしろかった。Jiampojamarn という人がこのあたりやっているようで、たとえば

  • Sittichai Jiampojamarn and Grzegorz Kondrak. "Letter-Phoneme Alignment: An Exploration". In Proc of ACL 2010. PDF

とかがあるようだ (毎年のように同じタスクで ACL/NAACL に通しているというのは、かな漢字変換ネタでもちゃんと書けば通るということだろう)。Google 日本語入力でも検索クエリログとかから EM で読み推定しているという話だし、基本的には機械翻訳のサブタスク(翻訳では文中の単語にアライメントをつけるが、このタスクでは単語中の文字にアライメントをつける)かなと思う。

午後、CJE勉強会で修論発表練習x2。午前中もそうだったが、修士論文発表会に間に合わせようと追い込んでいる姿は鬼気迫るものがあり、無事終了すると自分もほっとする。

さすがに朝から6時間くらい坐り続けているとしんどいかも……

NAIST で自分が最初に買った Power Mac G5 Quad (H18.02購入)がそろそろ退役の季節らしい。コンピュータ、デスクトップだと耐用年数は4年、サーバだと5年だそうで、この年度末で5年を過ぎる。PowerPC なので Snow Leopard は動かないし、どんどんソフトには置いていかれる(Intel Mac しかサポートしないのが普通になってきた)し、HDD は PATA なので大容量のものに換装もできないし、もうそろそろ潮時なのだろう。メモリこそ8GBあるが、いまメモリは4GB1枚4,000円も出せば買えるし、この業界5年というのは日進月歩であっという間なんだなぁ、としみじみ思う。

学部のときの有志たちで借りているさくらのレンタルサーバも、2003年当時から借りているのだが、さすがにそろそろ速度的・メモリ的に老朽化が激しく、リクエストを捌ききれないことも増えてきたので、リプレースしませんか、という話が今週出た。サーバなので2年に1回くらいしか再起動しないのだが、こちらも8年間同じハードウェアを使い続けるってのは気が長いことなのかな〜と思った。(8年くらいで陳腐化しないモノのほうが世の中には多いはずなのだが……)