中高生向けの Google Summer of Code: Google Code-in がはじまります

id:meech さんからトラックバックいただいて知ったのだが、Google Code-In というプロジェクトが11月22日からスタートするらしい。

どんなプロジェクトかというと、Google が学生(13-18歳)を支援してオープンソース開発に取り組んでもらおう、というプロジェクトで、類似のものに Google Summer of Code があってだいぶ有名になっているが (NAIST の松本研からも1-2年に1人くらいやっている。今年は M1 の id:syou6162 さんが R という統計解析ソフトの開発をやっていた)、若い学生、というか生徒を対象にしているところが特徴である。

どうでもいいが一般的には大学や大学院・高専に在学する人を「学生」、中学校・高校は「生徒」、小学校は「児童」と呼ぶ。広い意味では全部「学生」あるいは「生徒」と呼んでも差し支えないのだが、微妙に気になる (たとえば大学院生のことを「生徒」と呼んだりすると、特に)。

さて、Google Code-In について詳しくはリンク先に書いてあるのだが(meech さんの記事が分かりやすい)、お手軽に「数日でできる課題を期間内にいくつ解けるか」ということを競うコンテストになっている(お金も出る)というのが興味深いところ。こういうのができる高校生活を送りたかったなぁ。それはそれで人生違っていたと思うが……(「中学に入るときにノートパソコンを買ってもらいたかったのに、私立に入ったから買ってくれなかった」と今日妻にぼやいたら笑い飛ばされた。いや、自分的にはその当時は切実だったのだけど……(笑)って、もう20年前なのかぁ)

いろいろ Google には思うところはあるのだが、こういうふうに OSS 活動や学生たちの裾野を広げる活動を地道にやっているところは最大限評価していい。自分もオープンソース開発活動でいろいろと世界中の人たちから教わった (いまは論文を書いたら毎回真っ赤に添削されるように、コードをコミットする前に見せたらものすごい量の diff をもらったり(笑)) ので、学生のうちは積極的にこういうのに挑戦してみるとよい。仕事が始まると「そんなこと習っていません」なんて言っていられないので……

どんなオープンソースプロジェクトが募集をするかは5日に発表されるので、高校生以下の人は stay tuned! (あまりこの日記の読者にはいないかもしれないけど!)