大学3年生のころ

先日の情報科学若手の会で @overlast さんが発表したスライド。大学3年生の僕に伝えたいことをつらつらと

こんなに懇切丁寧に手の内を教えてあげるのはすごいなぁと思う。自分もここにいろいろ書いたりはしているが、そんなに親切なわけでもないし……。

思うに自分はよく戦術については書くが戦略については書かないんじゃなかろうか。「こういうふうにすればドクターに進学しても楽しいよ」と書いても、そもそもドクターに進学するのがいいか悪いかについては書かないし(それは人生を左右することだから個々人で決めるべきであって、自分の言えることを超えていると思うし、人それぞれだと思うから、個別に聞かれないと言いようがない、というのもある)。自分でも、何をやるかが決まっていてどうやるかが決まっていないときはやりやすいのだが、その逆は苦手。でもなにをやるかもしっかり吟味して決めないといけないんだろうなぁ、と今日の合宿で松本先生からコメントもらって考えた。

話を戻すと、大学3年生のとき自分はシドニー大学に9ヶ月間交換留学に行っていた。そのときの経験から、日本も住みやすいところだと思ったし、研究に関しては東大もかなり高い水準なんだということも分かったし、それまでは日本で鬱々と生活していたのだが、一気に視界が開けた(別に世界はなにも変わっていないのだが、自分が変わった、という意味で)。海外留学して人生のリア充スイッチが入ったという話を読んで、自分も「あるある」と思ったり。3ヶ月のインターンシップでも、半年の語学留学でも、1年の訪問研究生でもいいので、しばらく日本を離れるのはいい考えだと思う。人生変わらない人もたくさんいるとは思うが、変わる人は非常に大きく影響を受けるだろうし、それ以外で救われない人もいるんだろうなと。

大学3年生の自分に今会えるなら、なにを言ってあげたいかなぁ。