イノベーションはどこから来るか

今日の午後 Yonatan とイノベーションについて少し議論。エンジニアだと自分でコード書いたりするので技術で世界を変えているとか変わるとかいうのは想像しやすいが、マネジメントに入ったとするとイノベーションを実感したり、もしくはイノベーションを起こしたりするというのはどういうことなのか? という話。

彼も PhD student なんで、マネジメントに入ることになったとしても、お互いものすごく先のことなわけだが……。

そして、Apple に研究所があったらいいのにねえ、という話をする。まあ、こればかりは仕方ない。逆にこの1-2週間、エンジニアリングと研究の違いについていろいろ考え、(もちろんそんなに近くはないのだが、そんな遠いはずもないから)もっと近いかと思っていたら、実際はだいぶ遠いんだなぁ、としみじみ思う。分かった気になっていたが、全然分かっていなかった。研究が現実の数年-十数年先を行っているならまだ研究をする意義があるが、現実のほうが先を行っていたら研究していても救いがない(現状がそうだと言っているわけでもないし、研究に意味がないと言いたいわけではないのだが)。

彼は5月から始めたらしいので、8月半ばにはインターンシップを終えるそうだが、3ヶ月は全然足りないよ、と言っていた。確かに研究のつもりでやっていたら、最終的に必要なものは研究じゃないので、足りないと思う(というか現在進行形で思っている)。技術を最後まで見届ける(スパンが長くてもそれを実感できる)というのは大変なことなんだなぁ、と話しながら思った。でもそういうのの積み重ねがどこかで質的な転換につながるのだろう。

帰ってきたら Laura のボーイフレンドが来ていて、チキンスープを作っていたので混ぜてもらう。ルーマニア風らしい。かなりおいしかったが、量がちょっと多かった……。デザートも食べて満腹。料理しなくてもいいって楽でいいなぁ。

そういえば今日の昼はまぐろのたたきを食べた。たぶんハワイ料理。けっこういける。社食でもちょっと奥まったところにあるので存在を最近まで知らなかったのだが、Innovation Station というコーナーがあり(これが冒頭の話につながるわけだ、と言うのはちょっとつらいか……)、ここに行くとそれなりに調理した肉とか魚が出てくる。一応、デザートというとちょっと大げさだが、甘いものもついてくる。火曜日 Jeniffer がここで注文した肉料理を食べていて Antonio が「そんなちゃんとした料理ここで出してくれるの?」とびっくりしていたが、確かにそうかも。日によってはハーフ&ハーフでお願い、と言うと半分ずつ盛ってくれたりするので、たまたまこちらの社食に来る人がいたら、ここで頼んでみるのいいと思った。ただ日本人的には量多いかな? 小食な人は少しでいい、とかお米は要らない、とか言った方がよいと思う。

これでたぶん Caffe Macs で試していないレパートリーは正真正銘ピザだけになったと思う……。ピザだけはいつも行列なので並びにくいのだが、帰るまでにいつかは食べてみたい :D~~