一足遅れのエイプリルフール

今日会社でエイプリルフールが話題になったので、いくつか投票フォームを用意してみる。〆切は4月7日(自分の誕生日)なので、関心ある方は投票どうぞ(笑) 投票フォームの変更はできないが、「その他」についてはコメント欄をご活用いただければ ;-) 投票すれば他の人の投票結果が見られます。

一応説明しておくと、順に

  • IBM は東京基礎研究所(中央林間)があり、民間企業で研究できるところとして有名。世界トップレベルの国際会議にもよくみなさん通されていて、レベルの高い研究ができそう。データマイニングに力を入れているが、最近関心があるログマイニングや、もしくは修士のころ取り組んでいた述語項構造解析を用いたテキストマイニングなど、活躍の場がありそう。
  • Google は渋谷にオフィスがあり、食事や飲み物やお菓子が無料だったり(そこか、と思われそうだが)、自由な雰囲気で仕事ができるだろう。もちろん優秀なエンジニアの方々がいるし、世界検索は間違いなくトップでおもしろそう。日本には論文を書くという意味での研究所はないが、アメリカに行けば研究職があるそうだ。
  • Yahoo! は六本木にオフィスがあり、日本語の検索シェアは Google を引き離してトップ。オークションなどきめ細かいいろんなサービスを提供していることでも定評。一応日本にも研究所があり、共同研究という形で計3ヶ月滞在させてもらい、内部的な事情もなんとなく分かってきた。博士論文の副査に Yahoo! Labs の Patrick Pantel さんに入ってもらっている。
  • Microsoft だと自分が働くならオフィスは恐らく赤坂になるが、自然言語処理ではシアトルと北京に研究所がある(前者には3ヶ月インターンシップをしていた)。検索シェアはいまいちだが、Windows や Office を作っている強みがあり、組み込みで売れるというのは魅力。研究のレベルも高い。
  • Apple は研究所があるわけではないのだが、Microsoft と同じく OS から作っているので、かな漢字変換エンジンの研究開発ができるのが大きい(5月から3ヶ月インターンシップに行く)。Mac OS X だけでなく iPhone などいろんな場面で入力メソッドの登場する機会が考えられ、ChaIME を開発している経験が活かせそう。
  • NTT は法律で研究所を持つことと決まっているらしいが、自然言語処理だとサイバースペース研究所(SP 研、横須賀)・コミュニケーション科学基礎研究所(CS 研、京都)の2カ所で研究ができる。博士に進学してから検索ログを用いた固有表現抽出に取り組んでいるが、SP 研的には固有表現系に力を入れているみたいだし、自分が感心をもって研究している語義曖昧性解消や述語項構造解析、統計的機械翻訳などは CS 研でグループを挙げて取り組んでいるので、研究を盛り上げて行けそうである(統計的機械翻訳の共同研究を始めてかれこれ3年目)。

説明はあまり考えて書いていないので書き漏らしがあるかもしれないが……