四国料理とトラウマと母の味

先週水曜日からまた赤坂に滞在しているのだが、今日は四国味遍路88屋に連れて行ってもらった。ここは四国料理専門店のようだが、食材もいいし料理もおいしい! うちは両親四国出身なのだが、なんとなくなつかしいメニュー。

幼少期のトラウマになるのだが、味噌汁にふが入っているのがとても嫌いだった。我が家は味噌汁もご飯もどんぶり(小さいどんぶりではなくうどんやラーメンが入って押そうな大きさのどんぶり)で出てきていたのだが、味噌汁はじゃがいもが入っていてどろどろになっているか、直径3cmほどの「ふ」がこれでもか!というくらい入っていて汁を吸っていて、これがなんとも……(イメージ図。これはお椀サイズだが、どんぶりだと……)。あと味噌汁ってあまりたまねぎ入れないんじゃないかと思うのだが、たまねぎが大量に入っていた味噌汁も苦手だった。88屋で飲んだ味噌汁は母の味をかなり再現していたので、あれは母の味ではなく四国の味だったんだ!とアハ体験。自分的には「きょうふのみそしる」というのは冗談ではなく本当に恐怖の味噌汁だったのだが……

もう一つトラウマついでに言うと、中学校のころは弁当を作ってもらって学校に通っていたのだが、卵焼きに海苔が巻かれている(こんな感じの)のが嫌いだった。そもそも卵焼きは甘い味付けのものが好きなのに、味付け海苔を使っていたせいかどうか知らないが、あの卵焼きは少ししょっぱいのである。これも、88屋で食べた卵焼きは、海苔こそ巻かれていないものの、味付け的には同じ系統である。これも四国の卵焼きはこういう味付けをするものだったのか。(割とおいしい)

昔はけっこう好き嫌い多かった(納豆とかオクラとかめかぶとかネバネバ系食べられなかった)のだが、今は食べられないものもないし、味覚も年とともに変わってきたのかもしれないので、今の味覚で昔の母の料理食べたらおいしいと思うのかもしれないな〜。