機械学習勉強会

今日は職場を昼に早退させてもらって東大中川研の機械学習勉強会にお邪魔する。今日はniam さんの発表で、

  • Tomoharu Iwata, Takeshi Yamada, Naonori Ueda. Probabilistic Latent Semantic Visualization: Topic Model for Visualizing Documents. KDD-08.

という論文の紹介。可視化のために PLSI のグラフィカルモデルを拡張するという話なのだが、確かにこういうタスクは他にあまり見たことがないのでおもしろかった(NIPS にも同じ著者らの前の論文が通っているそうだ)。最後中川先生が「でも商業的に成功したこういう可視化の決定版ってないですよね? だから可視化の研究見たとき毎回思うのは、ここで終わりじゃないんだ、ってことです」とコメントしていたのが印象的であった。あと、中川先生も誉めていたが、niam さん研究をまとめて分かりやすく紹介するのが非常にうまい。松本研の勉強会もみんなこれくらい気合い入っているといいんだけど、そうも行かないのかな……。相違点は、ポイントポイントに絞った解説や問題提起ができるかというところと、絞り切れないので全部抜けなく喋らないといけない、というのの違いで、やはりある程度内容を理解しないと絞り込みもできないので、前者は能力(やこの分野の知識)要求されると思う。

勉強会の最後 id:nobuyukishimizu さんからのリクエストで EMNLP 2008 の参加報告。実は参加報告(論文紹介)自体は水曜日にもしていたのだが、仕事で作ったスライドなので持ってきていなかった(というか持ってこられない)のであった。こういうことに備えてちゃんとメモはいつも参照できるところに置いておいた方がよかったりして……?

勉強会が終わったあと、中川研の夕食会に混ぜてもらう。ぷるぷる焼き(と書くと本郷の人にはどこの店か分かりそうである)。id:aramaki さんに東京大学知の構造化センターでの生活を教えてもらう。そういえば勉強会の前も aramaki さんのオフィスでもある知の構造化センターにお邪魔して、岡さんを交えて研究についてのディスカッションもした。岡さんとは去年の Microsoft Research でのインターン時代、彼女は筑波大学の院生で Microsoft Research Asia でインターンをしていて、Bill Gates の自宅でのパーティ(インターン最終年度の人と研究所でのインターンが毎年呼ばれるが、去年は Bill Gates が現役最後の年だったので、全てのインターン生が呼ばれたいた。そのため MSRA からもインターン生が呼ばれていたっぽい)で恐らく遭遇していたはずなのだが、直接言葉を交わしたわけではないので、お互い会うのは初めて。(「パーティ参加者名簿」には名前が載っていたように思うけど) ある意味似たような研究をしていたので、ディスカッションおもしろかった。

また次東京に来るのは12月(10-19日)で、その次は来年になるが、機会があれば他の研究室顔出してみるのもいいものである。けっこう研究室によって雰囲気違うし……