Google 検索

検索業界に関する知識強化月間ということで、

ザ・サーチ グーグルが世界を変えた

ザ・サーチ グーグルが世界を変えた

を読んだ。比較的中立に Google について論評してあるので、内容的には意味あると思う(でも Google についてはかなり web で書かれていてみんな知っていると思うので、あえて読む必要はないような……)。ただ、訳者が技術に明るくない人のよう(あとがきで「年寄りなので最近の話は分からない」と釈明しているが、それなら小遣い稼ぎみたく訳さないでも……)で、初出の用語の説明があとで出てきたり、日本語訳が割と気になる。Amazon レビューの

 グーグルという会社がどういう背景で生まれ、何を目指し、何を変えていったのか、あるいは今後「検索」というこの技術が人の生活やビジネスにどんな影響を与えるのかといったテーマを、具体的な取材を含めた関係者の声や取材を重ねながら明らかにしてゆきます。
 平易な記述なので決して難解な本ではありません。ただし和訳の品質はプロの仕事にはほど遠く下手の部類に入ると思いますが、内容が理解できないというコトにはならないと思います。

 出版当時としてはこの本に書かれていることが新しすぎて、必ずしもよく理解できない所も多かったのではないかと思いますが、今となってはこういったことはもはや日常的に目の前でおきていて、普通に体験できる状況になってきました。そういう意味では今となってはここの内容は鮮度も落ちてしまっています。

というのが非常に適切なまとめだなぁ(このコメント自体2006年のコメントなんだが……)。