非常勤講師・格差の時代

今日は近畿大学(東大阪)の非常勤講師。学期内で1コマ担当する(残りは TA として参加)だけという簡単なお仕事……なのだが、準備する期間が全然なかったのと、個人的に忙しい時期に重なってしまったので、けっこう大変だった。

スライド映す用に MacBook 担いで行くのは重いので、初めて車で行く。経路検索すると時速20kmで1時間10分と書いてあったのだが、しっかりそれくらいかかる(寝屋川市まではすぐ着いたのだが、そこからが遅かった……)。なんだかなー。

一応講義と演習は無事終わる。「来年度の非常勤もお願いできたら……」と言われたのだが、来年は博士論文も書いているだろうし、引き受けてしまうと短期修了もできなくなってしまうので、他の人がやってもらえるといいのだが……(一応今年使ったスライドもあるし)

と思って帰ってきたらたつをさんが博士号を取っても、非常勤講師で低賃金という話について書いている。非常勤講師は1コマ担当すると月に2万5千円、確かにこんなもので、理系文系関係ないみたいなのだが、これだけで生きていくのは厳しいよなー。(高校からの友人で科学史・科学哲学で博士まで来て満期退学した) U 原が先日私大の非常勤だけでは食っていけないので塾講師とかもしているという話をしていたが、これではいかにもつらい。

先日 tutors-freetalk という相談員用のメーリングリスト(実は国語研でのアルバイトとか看護大学の TA とかいう仕事もここで紹介された)で、専門学校の物理学(高校の物理を簡単にしたレベル)の非常勤講師の後任を募集していて、1コマ1.5時間で15,000円と見て、時給1万円かー、と同じ非常勤講師でもかなりの待遇の違いを実感したのだが、それでも何コマもできるものではないのでかけもちせざるを得ないってことで……。