今年のまとめ

なんだかんだとあっという間に1年が過ぎてしまった。特に12月に入ってから速すぎる……

というわけで今年の点検。

3月までは修士論文言語処理学会年次大会の論文、EMNLP の論文(これは不採択だったけど)で忙しかった。ryu-i さんと2人でやるようになってだいぶ楽になったというか、ryu-i さんとは一緒に仕事しやすい。3人でのミーティングはやたら頻繁に(週2回、それぞれ1時間以上)あったが、こんな感じで残りの研究生活続けていくのは一つアリかなと思った。

5月から8月までは Microsoft Research でインターン。昨日の飲み会でも何人かが(それぞれ現在働いている人、もしくはインターンしていた人がいたので)「話を聞くといちばんよさそうなところは Microsoft、2番目が Google、3番目が Yahoo! に聞こえる」と言っていたが、本当に恵まれた環境であった。学部時代はシドニー大学に行ったのが転機だったが、大学院では MSR に行ったのが転機かもしれない、というくらいインパクトがあった。

秋以降は博士論文の研究テーマについて考え直した。大きな流れから言うとこれまで研究テーマは上から天下り的に降ってきて(なにをやるかは given でどうするかが open)、それをぼちぼちやっている感じだったが、そこでしばらくトレーニングを積ませてもらえたので、そろそろ自分でおもしろいと思うことに挑戦できるかなという感じになってきた。ひとまず来年中に修士の間の仕事をまとめないといけないが、しばらくボトムアップにやろうかと思う。3年で足りるかな……失われたX年にならないようにしよう。

また、冬はこれから入力メソッドの開発をすることになった。あとあれもこれもと思うと時間が足りないので、研究にもなるし趣味にもなる、といったように一石二鳥の効果があるものを探すことを意識できるようになった。そうでないと長く続かない。大学に残るのであれば博士号取得したあとも続けられるが、企業に入ってしまうと(特に仕事と関連することになってしまうと)開発継続するのが難しくなってしまうのかもしれない、と思うところもあるが、そのあたりも今後クリアしていきたい。

今年の抱負と見比べると達成率は75%くらいかな。今年はプライベート面でいろいろあって努力率は70%程度なので、来年はメリハリをつけて努力するようにしよう。大学院に入ったときから思っていたが、自分は何をやるかではなく誰とやるかが一番問題なんだなーということがよく分かった1年だった。

ではみなさんよいお年を。