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ブラハ空港でチェックインしようとすると、なんと自分の飛行機のチケットは行きに便を変更したときに全部帰りの分も含めてキャンセルされていたらしい。そんな馬鹿な話はない、と交渉すると、とりあえずロンドン行きのチケットだけは確保してくれた。エコノミーの席はないらしいのでビジネスクラスにしてもらったが、全く……

産まれて初めてビジネスクラスなるものに乗ってみたが、国内便はどのクラスでも席は同じで食事が違うだけらしく、あまりありがたみはなかった。まあ金属製のナイフ・フォークと陶器の食器で食べられたのはちょっと感動した。

ヒースローに着くと先日また爆破事件があったらしく、チェックがやたら厳しいようで、10日前来たときよりさらに長蛇の列になっている。接続時間が1時間半しかないのでこれは絶望的だと思っていたが、ビジネスクラスのレーンが使えるかどうか訊いてみたら OK とのことで、速攻で手荷物検査してもらってチェックインカウンターに行ってみるが、もう乗れないとのこと。せっかく間に合ったのに、どうも席がないらしかった。

今回は予約が全部キャンセルされていたので乗れなかったが、予約どおり手配されていたら全てエコノミー席で予約されていたわけで、そうするとたぶん手荷物チェックで時間かかって乗り継ぎ不可になる可能性が非常に高く、なんでこんな便をそもそも販売しているのかが不明である。

窓口のお姉さんはどうもトレーニング中らしく、コマンドのマニュアルを見ながら指導員の人が後ろについて代替便の照会をしたり予約をしたりしている……。

窓口で1時間くらいかかってようやくロサンゼルス経由でシアトル行きの便を発券してもらった。訓練生でなければ10分くらいで終わりそうな感じだったが、そもそも当初予定していた便に乗れなかったので仕方ない。

そしてそのロサンゼルス経由の便が発つのが予定より1時間半近く遅れたわけだが……。もう British Airways は信用しない。ヒースローには近寄らない。これをモットーにする。たまたま隣に坐った人に話しかけてみると、その人は大学生(スペイン語専攻)で、いまは夏休みだからおばあちゃんとアイルランドに1週間旅行に来ていたそうな。イギリス(アイルランドウェールズ)はゆっくり来てみたいと思っているが、飛行機はこりごりである。

ロサンゼルス行きの飛行機待っている人たちはけっこうマナー悪い人いるし……。シアトルが安全な街だという意味が分かってきた(飛行機乗る人もみんな大人)。ロサンゼルスで本来の接続時間は2時間半だったのだが、1時間半遅れて着いたので接続時間が1時間しかなく、しかも空港が無駄に広くて訳が分からない(あとで飛行機で隣の席に坐ったおじさんも、自分からなにも言わなかったのに突然ロサンゼルスの空港は複雑で嫌いだと言っていた)。国内便は40分前にゲートが閉まるらしく、カウンターに着いたときは30分前だったので別の便に振り替えかと思ったら、乗るはずだった便が30分遅れるらしいので乗ることができた。いいんだか悪いんだか。

そんなこんなで本来なら午後5時にはシアトルに着き、シャトルバスがすぐ出て6時前にはアパートに着いている予定だったのだが、結局午前2時近くに空港に着き、シャトルバスも(乗り合いなので)人が集まらずに30分くらい待たされ、結局1人だけで出してもらって帰ってきたらもう3時。ドライバーのおばちゃんがけっこう気さくな人で、昔 Bellevue に住んでいたときの話とか、Redmond のあたりで働いていたときの話とかしてくれておもしろかったけど、とにかく疲れた。