夜行バスも夜行飛行機もしんどい


写真はチェンマイのロイクラトンというお祭りの中でディスプレイされていたぼんぼり。今週はずっとぼんぼるしかない! (笑)

シンガポールで5時に乗り継ぎ。行き先がタイ (アジア) なので、2008年に新しくできたという T3 ターミナル。時間があったのでラウンジに行ってみたが、広い! T2 ターミナルとはえらい違いだ……。シャワーを浴びて時間を潰したり。無料でインターネットに接続できるのはありがたいな〜。以前シンガポールに来たときは、クレジットカードで15分単位でお金を払って使っていた気がするので……(もっと昔はそもそも wifi がなくて、無料で使えるデスクトップにみんな並んで使っていた)

シンガポールからチェンマイは提携会社 (Silkair) の便。隣に坐ったおばちゃんが話し好きな人で自分も含めて左右の人に話しかけまくっていた。友人が日本にいるので日本にも何回か行ったことがあって、奈良や嵯峨野、札幌が好きで、東京は嫌いらしい。マニアック。どうもオーストラリアのメルボルン出身だそうで、英語は普通に話せる。「わたしが知っている日本人はほとんどみんな英語を喋るときあなたのように自信ありそうに喋らないが、あなたはなんでそんなに普通に喋れるのか」と言われたが、アメリカで数ヶ月働いていたこともあるし、オーストラリアに1年留学していたから、と答えると、「シドニー? なんでメルボルンじゃないの!」と言われる。いや、あのころは哲学に興味があったから…… (同じ交換留学先としてメルボルンにはモナシュ大学があって、国際関係とか分野によってはモナシュのほうがいいそうだったが、哲学だったらシドニー大学のほうがよかった)

「なんだか緊張しているようだけど、1人で観光?」と聞かれ、いや、これから共著の学生が4人発表するので、彼らが無事到着して発表できるか心配だ、と答えると、「え、学生?? あなたが学生じゃなくて?? 仕事は何をしているの??」と聞かれ、大学で教えている、と言うとまたびっくり。年齢を伝えると、「若く見える、学生みたいよ。それに、33歳で assistant professor はおかしい。オーストラリアだったら、33歳は senior lecturer かせめて lecturer で、assitant professor はないわー」と驚かれたが、オーストラリアと日本は教員の制度が違って、日本の特に理工系はアメリカ型のシステムなので、日本でいう assitant professor はオーストラリアで言う lecturer と同じなんだ、と説明すると、納得してくれた。ちなみに日本やアメリカで言う assistant professor がオーストラリアでは lecturer に相当する (日本でも人文系の専任講師は理工系の助教に相当する) というのは、シドニーで生活していたときの大家さんの Alida に就職の報告メールをしたときに「おめでとう! 日本の assistant professor はこっちでは lecturer だから、すごいよ」と教えてもらったのであった。

チェンマイに着くと、「初めてチェンマイに来たときはあなたが産まれる7年前で、わたしが大学生のときだった。そのころは飛行機に乗れたのは本当にお金持ちだけだったから、友人とマレーシアから鉄道を乗り継いで来たねえ」と昔話をしてくれる。というか、いま60歳過ぎの女性で、そのころ大学に通っていたというは、かなりいいところのお嬢さんだったんではないかと思うが、なにをしていた人なんだろうか……謎。(自分の好きなことをひたすら話し、突然話を止めたり、なんかそういうところは本当におばちゃんなんだが……)

空港で5,000バーツ (だいたい1万3,000円くらい) 引き出し、タクシーでホテルへ。空港からホテルへのタクシーは市内のホテルであればどこも一律料金だそうで、15分乗って120バーツ (200円ちょい)。安いな〜

ホテルに着いたら先に到着していた [twitter:@tomo_wb] くんに合流してスライドを見せてもらったりしようかと思ったが、飛行機の中で2時間しか眠れていなくて疲れたので仮眠。夜行バスは大学院に入ってから乗るのがつらくなったが、夜行飛行機もしんどい。去年の冬にぎっくり腰になってから、バスや電車、飛行機の中で熟眠できなくなった (長く眠れて2時間) のも痛い。次飛行機に乗るときは、夜に着く便にしてもらおう。しかし部屋の中が広い。結婚式の日、帝国ホテルに泊まったのだが、それと同じくらい……

夜ご飯どうしようと思っていたら [twitter:@ayayan1028] さんが「[twitter:@presri] 先生と鳥料理食べに行きませんか」と誘ってくれたので、ご一緒させてもらう。[twitter:@uchumik] さんや [twitter:@nokuno] さんとも合流。NAIST からは habib-a さんと [twitter:@tomo_wb] くん、[twitter:@seijik42] くんが来ていたので、8人でタクシーに乗って旧市街に行く。以前インドのハイデラバードに行ったときは、車に乗るのが怖くて外で食べるのがとてもおっくうだった (だから泊まっているホテルで食べたりしていた) のだが、タイのチェンマイは全然問題ないなあ。

食べ終わったあとぶらぶらと旧市街を歩いていると、パレードに遭遇。長い。

パレードの中盤で、コムローイという灯籠を飛ばしている人たちに遭遇。本会議の2日目がピークらしいのだが、フライングでやっている人がいるとは……