書き間違い

先日提出した書類に書き間違いをしていた場所があったそうなので、印刷し直して提出してくる。前予備校の住み込みチューターをしていたとき、寮生がよく書類に書き間違いをして訂正の電話やら手紙やらが事務室に届いていたことを知っているので、少しくらい書類にミスがあってもそれで落とされたりはしない(でも受験生は気にするので「これで合ってますか?」と何度も聞きに来たり、「目の前で書くのにつき合ってください」と言って目の前であらゆる項目を聞きながら書いていったりする)ことは知っているのだが、書き間違いするのは出す側としては気になるところ。

昨日松本先生から「小町くん留学していたこと知らなくて『留学経験ないのに英語がうまい』とか書いちゃった」と教えてもらった。自分は出身大学とか留学したとか自慢げに喋るのは恥ずかしいと思う性格なので、必要に迫られない限りあまり言わないのだが、松本先生には一昨年の入試の面接のときに入学の動機を説明するところで「オーストラリアに留学していて1年間言語学の勉強をしたから言語学に興味が出た」と言ったか小論文に書いたかした記憶があるので、てっきり知っているのかと思っていた。まあ内容食い違っていてもこれはこれで仕方ない(もっと早くから準備していればよかった話なので、自分の責任)。選外になるとしたら業績がないことか計画書がだめなことかのどちらかだと思うので、これが理由になることはないでしょう。

そんなことよりも、出すつもり8割だった2月3月(論理生命の OIST 組の送別会でもそういう話をしたけど)から、だんだん失速していって5月半ばには出さない気9割になったのだが、〆切1週間前松本先生から「業績ないから正直厳しいとは思うけど、研究計画書を書くのも勉強になるし、計画書勝負だから出してみたらどう」と勧められて〆切間際に駆け込んでがんばって書いたので、「けっこうしっかり書いたねえ。期待しないほうがいいけど、可能性ゼロというわけでもないよ」と言ってもらったのだけでうれしかった。

ドクター行くつもりの M2 の何人かに言ったけど、研究計画書という形で4年先までの計画を立てるのはいい経験になった。せいぜい数ヶ月から1年2年の計画を立てたことはあるのだが、3年4年先という話だと、この技術がこの時点ではできているはずだからこれをする、とか、これをやる前にこれが必要だからこれをする、とかいうことを考えないといけなくて、しかもそれのスパンが3年5年となると、仕事をするというのは息の長いことだなあとつくづく思った。

4月の頭にもドクターの内部進学試験のための研究計画書を書いたのだが、あれはあれで1年2年の視点でしか書かなかった(修士のうちにやることと、ドクター1年目でやることくらい)なあと反省。次書く計画書はいまのものよりもっといいものにしよう。