100年ぶりのメダル

末續がアジア人では100年ぶりでメダルを獲得したそうだ。すごい。スタートは2回ほど末續のために遅れた(フライングではないが、両足を開かずほぼ同じ位置に置く末續の独特のフォームを指摘されたらしい)が、それほど悪くはない滑り出し。前半ターンのところまでで稼ぐ末續のスタイルからすると隣でカペルがリードしているのが見えて硬くなったかもしれないが、ストレートに入ってから追い上げ、最後は気迫でゴール。

もともと銅か4着だろうと予想していたが(ちなみに弟の予想も銀、織田裕二の予想も銀)、4着との差がとても微妙だったので、結果が出るまで数分かかってはらはらするが、結局のところ100分の1秒差で銅。歴史的瞬間を間のあたりにする。高野コーチと抱き合ってほとんど泣いていた。

インタビューも第1次予選、第2次予選、そして準決勝にあったように、眉間にしわを寄せることもなく、未だ信じられないといった表情。足がつりそうになったが、支えてくれた人のことも頭に浮かび、なにがなんでもメダルがほしかった(高野進の悲願だし)、というので、足がちぎれそうになりながら身体を前に進めたらしい。いつもほとんどフィニッシュしない末續が気合いでフィニッシュする姿に感動した。さすが。

しかし昨日もそうだったが、世界陸上であたかも末續が番組の最初に走るかのような紹介の仕方はどうかと思う。「もうすぐ末續が!」と左下にキャプションが出ても実は走るのは2時間先だったり。こちらは弟(三男)が月刊陸上競技を買っていてこれに競技の始まる時刻が書いてあるので午前4時に(生で)始まることは分かっていたが、11時半の段階で「ちょっと待てば見られるかな」と思わせるような進行のさせかたはどうかと思う(4時間待てと??)。水泳部だった弟(四男)に言わせると世界水泳でも「間もなくイアンソープ!」と書いておきながら2時間半待たされたことがあったというから、途中も飛ばさずに見てほしいということでそう書いているのだろうが、いくらなんでも限度があるように思う。異様にコマーシャル多いし……。広末の Yahoo! BB の宣伝を見すぎて Yahoo! BB に加入しそうになるではないか ;-P

ともあれ、歴史的瞬間に立ち会った一時であった。

興奮と感動をありがとう。