システムをモダンなものにしてほしい

午前中は少しだけ進捗報告を聞く。

午後は大学の情報システムに関するミーティング。こういう機会があるのは大変ありがたい。

本学の情報システムはとにかく思想が古く、世の中で言うと20年前くらい(自分が学部生として入学した直後の東大のシステムとほぼ同じ)の思想で設計・運用されていて、いろいろ問題がある。着任して6年目にして少しずつ分かってきたのは、どうも10年前(正確には2005年)に首都大になったときに都立科技大側のシステムや(まっとうな)ノウハウが失われ、都立大側のやり方で統一されてしまったのが元凶のようなのだが、システムを2018年現在最新のものにしてほしいとは言わないので、せめて10年前くらい(自分が大学院生だったころの NAIST のシステムとほぼ同じ)の状況にしてほしいのである。そもそも学内でメールを送ってメールが消失する(し、それを回避する方法もないし、消失したことも分からない)とか、ありえないにもほどがある。

結局、システムデザイン学部には情報科学科と電子情報システム工学科という2つの情報系の学科があり、情報システムに関する専門家がいるにも関わらず、それらとあまり関係なく学術情報基盤センターが運用されている(専任のスタッフはいるし、連携はしているのだが、どうも意思決定やら技術的な判断がそれとは別?)、というのが本学の問題ではないかと思うのだが、これはすぐどうこうできるものではないだろうし、それぞれの立場でできることをしていくしかない。とりあえず Eduroam は可及的速やかに入れてほしい、というのは本学部の教員全員が考えていると思うので、これだけでも数年以内に実現されてほしい。