翻訳を元に書くのがやりやすい

朝に起きて国際会議の原稿を見たりする。やはりフルペーパー相当の長さの原稿を同時に見るのは2本くらいだとちょうどいいくらいで、3本がギリギリ、4本以上だと無理っぽい。ちょうどいいとは言っても、ちょっと育児による時短勤務中で論文読み会に出ている時間はなく、欠席させてもらってひたすらコメントを入れたりするのだが……。

午後は M2 の進捗報告。一応今学期は月曜日に M2、火曜日に B4(ただしリモート)、水曜日に D、木曜日に B3、金曜日に M1 の進捗報告を入れている。本当はもっと集約したほうがいいのかもしれないし、あるいは学年別ではなく研究テーマ別にしたほうがいいのかもしれないのだが、家族会議の結果、不在の時間が長い日があるよりは、毎日少しずつのほうがいい、ということなので、全体的に毎日やるように変更したのである。あと、B3/M1 は授業があるので、研究グループ単位にすると調整が難しい、ということと、そもそも研究グループで固まってしまうと、他のグループの研究内容を知らないことがあるので、それは避けたいというのもある(別の学年の人がいない進捗報告で、メンター不在だと、それはそれで問題もあるのだが、両方を満たすことはできないので、どちらにするか決めなくてはならない)。

夕方も国際会議の原稿を見る。本来の締め切りは明日なのだが、締め切りが1週間延びてくれたので、英文校正に2回出すことができる。最近は国際会議の原稿でも英語のレベルでの添削は(英文校正に出す前でも)ほとんどしなくてよくなったので、かなり楽になった。NAIST 時代、あるいは首都大に来てから最初の数年は、英語で論文を書くのに当たって、内容に入る前の段階ですら、ものすごく時間がかかっていたのである。以前と違っていろいろな参考文献や検索システム、機械翻訳なんかも進歩したおかげかもしれないが、かなり自分で書ける学生たちが来てくれるというのはありがたいことである(今も筆頭著者はそれぞれ B3 と B4 であり、うちの研究室で書く初めての論文で、日本語で予稿を書く前に英語で書くことになった)。