行く前の準備一つで楽しめる

朝7時半から1時間半ほどメール処理をしたり国際会議の原稿にコメントを入れたり。この研究、思ったよりいい研究になっている(COLING くらいには通りそうな)気がする。

午前中は研究室の全体ゼミ。自分はというと娘を病児保育室に連れて行っていたので、途中からの参加。PyCharm の使い方、論文の読み方や探し方、そして BERT や ELMo みたいな言語表現モデルの利用方法に関するチュートリアル。毎年やっているような内容もあれば、BERT のようにタイムリーな話もあって、やはりチュートリアルは意味があるなと思ったりする(なぜか新入生があまり知識がないことがあったりすると、だいたいその年はチュートリアルで教えるべきことを教えていない年だったり)。

あと NAACL 2019 の参加報告を聞く。国際会議に参加するときは、事前に発表者の論文を読んで、発表の前に話しかけてみる、あるいは発表後にも話しかけてみる、というハックを聞いたことがある。そうすると話しかけられた方は話しかけてくれた人のことをよく覚えてくれるし、国際会議の最中にはコーヒーブレイクとかレセプションとかでときどきすれ違って、話したり会釈したりする間柄になったりして、何回も国際会議に参加すると話せる人がどんどん増えてくる、という寸法だそうで、なるほど~、と思ったりする。

自分は学会に参加するたび、先輩に他の人を紹介してもらったりして少しずつ知り合いが増えてきて、学会に行くのも楽しくなってきたのであるが、最近はあまり自分が学会に参加できていなくて、学生たちに誰かを紹介してあげたりできていないのが申し訳ない(ただ、自分が学生のとき、教員からは特に誰かを紹介してもらった記憶はほとんどないので、あまり関係ないかもしれない)。

お昼からは言語学習グループの進捗報告。やはり新入生の研究テーマも話すと、3人でも(実質6人分くらいの研究テーマになるので)2時間くらいかかるなぁ。

夕方は D セミナーで D の学生たちのトークを聞く。ACL の full paper に通った話を始めて聞いたが、なるほどな~と思う。自分もどうやったらこんな感じで研究できるだろうか、と思ったりするのだが、国際会議に参加して流行りの研究ネタを聞いたりしないと難しい気がしていて、そういう戦略は現在は取れないので、はてさてどうしたものかと考える。

病児保育室にお迎えにいったあと、帰宅してから少し(2時間ほど)仕事をさせてもらったりする。病気対応があると全然仕事できない……。