手作業でソートをすると腑に落ちる

今日は3限が南大沢なので、日野には行かずに直接南大沢に出勤。午前中は国際会議のスライドにコメントを入れたり、授業の準備をしたり。去年作った資料があるので、今年はそんなに大変ではない。来年この授業、自分はやらなくていいことになったっぽいが、講義資料はそのまま全てお渡しする予定。しかしコンピュータサイエンスのコア科目なので、ちゃんと教えた方がいいと思うのだがが……(B2 後期の演習の授業でコーディング規約等を教えるようになってから、平均的な学生の書くコードがましになってきた気がするので)

昼から「データ構造とアルゴリズムI」の授業。去年はデータ構造の話もできるかなと思っていたのだが、やってみたらアルゴリズムの話が9割で力尽きたので、今回は最初から「データ構造の話はあまりしませんよ」と断っておく。あと、この授業とあとに続く授業の依存関係についても話したりする(いま勉強している内容が、あとでどこで登場するのかを知っておいたほうが、見通しがよくなると思うので)。

授業では最後に小テストを手動でソートしてもらう(列ごとに分割統治法)。140人の受講生がいるので、アルゴリズムを知らないと無茶苦茶時間がかかる、というのを実際に体験してほしいのである。去年はソートのアルゴリズムの擬似コードを書いてもらったら「プログラミングもほとんどやっていないのに、無理」と評判が悪かったので、来週以降も毎回ソートしてもらい、手でソートアルゴリズムを理解してもらうつもり。最後にマージしてもらおうとしたら「こっち、ちゃんとソートされていないんですけど」と言われ、そもそもちゃんとソートされているという前提が満たされていなかったのだが、それはそれでちょうど来週の講義の課題にいいかな……(汗)

午後は M1 の進捗報告。今学期初めてなので、2ヶ月ぶりくらいに聞く話もあったが、夏休みまでの期間にすでに実験をしていて、うまく行かないので手法なりタスクなりを変える、という人は特に心配していないのだが、まだ何の実験もしていない人は、そろそろ実験をしていかないといけないフェーズかな、と思ったりする(言語処理学会年次大会で発表しないなら、特に問題ないと言えば問題ないのだけど)。

夕方は論文誌のドラフトにコメントを入れて送ったのだが、どうもコメントを入れたファイルではなく別のファイルを送ってしまったようだ……。