論文はダメ押しをして通すもの

日曜日に体調不良で午後2時半から10時半まで横になっていた(午後5時から10時半までは寝ていた)せいか、なかなか夜に寝られず、11時過ぎに寝付いたとおもうが、3時に起きてしまい寝られなくなる。4時間睡眠だと昼間どこかで眠くなってしまうのだが、そもそも日曜日は立ち上がれない(立つと吐き気がするし、手足も痺れていた)くらいの体調不良だったので仕方ない。

2時間弱、国際会議その1の原稿に赤を入れる。今週が投稿〆切なので、山場である。去年も思ったが、9-12月くらいに〆切があると、投稿する人も少なくていい感じ。今年も言語処理学会年次大会が人数多くて大変そうだが……(国内の学会や研究会にエフォートを割く割合を段々下げているのだが、そもそもの人数が多いので、これはどうしようもない)。しかしこの国際会議、この投稿数で2ヶ月で査読を終わらせなくてはならないというのはどう考えても査読システムに無理があると思うのだが、正気だろうか。

午前中は出勤して企業との共同研究のミーティング。学生の MacBook Pro のディスプレイの調子が悪く、自分が大学用に使っていた MacBook Pro を渡したまではよかったのだが、そのために MacBook を常時持ち運ばないとポータブルな Mac 環境がないのを忘れていて、iPhone で Skype することに……。こちらからプレゼンテーション資料を開いて画面共有ができないのが問題だったが、なんとかなってよかった。iPad Pro ではこういうときにちょっと困る。

昼からは大学との共同研究のミーティング。こちらは特に画面を共有する必要はなく、論文を見てディスカッションするだけでいいので、何とかなった。10月以降はリモートの仕事が増えるので、もう少し環境整備すべきかと思ったりする。

午後は学部・大学院の掲示板に非常勤講師の方々の授業の掲示を出したりする。常勤の教員は掲示板に紙の掲示をするのは楽だが、非常勤講師の方々は難しいと思うので……。あと、履修登録した受講生には一応メールで連絡を取ることができるようなのだが、非常勤講師の方々はそもそも e-learning システムにログインするパスワードを忘れている(再設定には大学まで来ないとできない)可能性もあり、なかなか難しいのである。

夕方は国際会議その2の原稿の確認。これだけディスカッションしても共著者の間でまだ理解できていないことがあったりするが、読者が共著者ですら理解できていないことを理解するのは神通力だと思うので、なるたけ平易な表現になるようにすり合わせたりする。どういう風に書けば通りやすいか、というノウハウは幸いなことに豊富にあるので(査読する側に回るのが一番いいと思う)、最後まで粘っていいものにしていきたい。(フルペーパーは、これでもかというくらい読者の先を読んでダメ押しをして通すものだと思っている)