悩んだらまず原点に立ち返る

夜中1時半に起きてカリキュラム関係のお仕事(宿題)。PowerPoint をカチカチやるわけだが、なんか同じような内容を3回くらい別のフォーマットで書かされていて、本当にこれ意味のある仕事なのか、と思ったりする。一回作ってそれを参照すればいいのではないか……(いや、作成のとき参照はしているのだが、微妙に異なる複数のフォーマットが存在しても同期を取ったりするのが面倒ではないか?)。

午前4時から ACL x 2 の添削。すでに一度他の国際会議に投稿するために作成した原稿のある学生たちの原稿なので、一から見る必要はなくそこまで大変というわけではないが、そう思って延ばし延ばしになったりするので、こうやって時間を作って見ないといつまでも後回しになってしまう(そういうのが多い)。

午前中は学生の相談に乗る。自分も大学院生のときは悩むことが多く、結果的にこの選択肢はよかった、というようなことは言えるのだが、実際選択をする最中にいる人にはそのアドバイスはあまり意味ないとも思うので、ふんふんと話を聞く。自分が大学院生で M2 になって研究続けるのが苦しく、博士後期課程の試験に合格していたにも関わらず就職活動を少し始めたりして迷いに迷っていたとき、予備校時代からの友人の一人が「小町くんは松本先生に惹かれて大学院に行ったんだったら、まず松本先生のやり方を吸収すればいいんじゃないの。真似してみて真似できなかった部分は自分の個性だから、それを大事に育てていきなよ。あるやり方が自分に合わなかったと言って、もともとやりたかったことを諦める必要はないんじゃないの」ということを言ってくれて、それで救われた(博士後期課程に進学するのを断念せず、進学することにして、結果的によかった)ので、初志貫徹というか、やりたかったことに回帰する(それは、入学前にこうやればいい、と思っていた方法と違うかもしれないが、タスクとしてはもともとやりたかったこと)といいのではないかと思っている。

昼は深層学習勉強会。だいたい収束しているので1時間ほどで進捗報告は終了。深層学習ネタは論文を書いたら arXiv に出しておかないと、先に出されてしまうとどんどんお蔵入りになるネタが増えてしまうので、研究室の紀要を出すくらいの気持ちで出しておいた方がいいのかも、と思ったりする。

午後は少しサーバの管理。どうもプロセスがハングするようなのだが、原因不明。GPU 周りは全部 CUDA 7.5 から CUDA 8.0 にしてみるが、これで収まるだろうか? あと Ubuntu サーバに ssh するとしばらく待たされる件。/etc/pam.d/common-session の pam_systemd.so が悪さをしているというのは分かったのだが、Ubuntu サーバなのにちょっとデスクトップのパッケージが入ってしまっているからだろうか(systemd-logind も dbus も入っているのだけど)。特に時間を使いたいわけではないので、とりあえずコメントアウトしてしまったが……。

夕方は学内の委員会。今回は議事録作成担当。首都大に来た当初は議事録文化がよく分かっていなかったが、最近は慣れてきた。前例主義というか、前例がないとこれものすごく大変だと思うのだが……(なので最初はとても大変だった)。