平日を5日休んで夏休み

今日から8月22日まで9日間お盆休み(首都大はお盆の一斉休暇はないのだが、7-9月の間の好きな時期に5日間の有給休暇が取れる)で、出勤は8月23日からの予定で、長期休暇の1日目なのだが、出勤しないが仕事をする日としてお盆前最後の1日。去年の経験上、お盆休み中は娘がいるので平日は何もできないので……(早朝の1時間弱、メールの読み書きするのが限界)。

朝は最先端 NLP 勉強会という、自然言語処理のトップカンファレンスの論文読み会の投票(8/16〆切)。1国際会議あたり数件ずつノミネートしないといけないので、全部タイトルを眺め、アブストラクトをチェックしたり、中身をパラパラ見たりと、結構時間がかかるのである。

最近は論文読み会で論文を選択するステップも最適化しており、第一ステップではタイトルだけ見て興味を持ったタイトル一覧を Evernote にメモし、次のステップでアブストラクトを読んで絞り込み(数を減らす際に、そう判断したポイントをメモしておく)、最後に中身を見て決める、という手順にしている。前はおもしろいと思った論文は最初から PDF を見てみたりしていたのだが、こうするといつ終わるのか判断がつかないし、相対的にもっといい論文が後ろの方で見つかることがあって PDF を見る時間を無駄にする可能性があるので、完全にステップを独立に実行するようになったのである。

このような手順にして、論文選択にかかる時間は最小化されたが、寄り道してあーでもないこーでもないと論文を読んだり関連研究を調べたりする過程で理解が深まったりするので、必ずしも時間をかけないのが最適ではないと思うし、むしろサーベイにかける時間を最適化(!= 最小化)するためには、ジグザグと時間をかけるほうがいいんじゃないかなあ、と思う。

あと、午前中は文部科学省関係の書類の作成(8/15〆切)。本当はこれだけではなく、8/19〆切の(文部科学省の別の部署に出すべき)書類もあるので、さっさと終わらせたい。

午後は本の執筆に関するお仕事(8/13〆切)。本当は今年の2-3月に現在やっているようなことは終わらせたかったのだが、上記のような書類作成のお仕事が割り込んできて、半年遅れになって申し訳ない(いや、もっと言うと2-3月にやる、というのですら、本来の〆切からすると相当遅れているのだけど)。こちらの本の分担分はとにかくこの夏休みで終わらせたい。

東京の大学にいるせいか、ありがたいことに書籍や雑誌の連載の執筆依頼を打診されることが多い(それぞれ年間数件ずつ)のだが、現在お引き受けしているものを終えるまで、新規の執筆依頼はお断りしている。仕事に使える時間があまりに貴重で、独身のころは(結婚しても単身赴任状態だったころは)無限に仕事時間を増やして回せていたのだが、子どもが生まれてからは(同居生活になってからは)、引き受けてから時間をアロケートするのは不可能で、量出制入ではなく量入制出でないと全然回らないのである。

書類仕事、来年はもう少し改善されることを期待したい……。