教科書が書かれる分野は成熟した分野

午前中、ごろごろと過ごす。まだ引っ越しの荷解きが終わっていないのだが、ちびちびやって夏休みくらいまでかかりそう。平日に1時間でも2時間でもやれたらいいのだが、厳しいだろうなぁ。

昼から移動。東京が暴風と聞いていたが、東京駅に着いてみると、多少寒いもののそこまで風が強くはなかった。八重洲中央口で[twitter:@zzzelch]さんと合流し、タクシーで銀座 佐藤養助 へ。今日は

日本語入力を支える技術 ?変わり続けるコンピュータと言葉の世界 (WEB+DB PRESS plus)

日本語入力を支える技術 ?変わり続けるコンピュータと言葉の世界 (WEB+DB PRESS plus)

のお疲れ様会で、[twitter:@tkng] さんがレビュワーの方々を招待してくださったのである。

関西組は終電があったので、3時間ほどで1次会はお開きになったが、最近の日本語入力の話から文字コードの話、はたまた太古の日本語入力の話など、あちこちに話題が飛んで楽しい会であった。

この本の一番の意義は、これまであれだけ日本語入力についてなにか言いたい人が多かったにも関わらず、中のアルゴリズムにまで踏み込んで (実際に作れるように) 解説した本が存在しなかった、という状況で、初めて書き上げた、という点かなと思う。(他にも機械学習やデータ構造の入門書として手ごろだとか、いろいろあるけど)

もっと一般向けの本だとアルゴリズムに踏み込んで書けないし、エンジニア向けだとすると技術評論社から出ていると買いやすいだろうし、エポックメイキングだったなぁと思うのだ。(自分も他にもやることを見つけよう (笑))

4月から新入社員になるソフトウェアエンジニアの方々、あるいは自然言語処理機械学習に興味がある学生の方々、これを機会に手に取ってみられては :) ←ステマ

帰りは@zzzelch さんと新幹線。最終ののぞみで、東京駅では人が少なかったので、土曜日だから少ないのかと思っていたら、品川と新横浜でたくさん乗ってきて、当てが外れた。

東海道中、将棋の話やら自然言語処理 (タグ付け) の話やら、大学生活についてやら (学生には話せない系)、こちらもいろいろ話が発散しておもしろかった。年度末はこれくらい放言できたほうがいいかも (笑)

来年度は個人的な課題もいくつかあるので、クリアできるようにがんばろう。