金曜日、実は@osmくんが奈良を訪ねてきてくれたので、いろいろと近況報告をし合ったり。彼はSICP 勉強会にずっと出てくれた修士の同期で、ロボティクス講座の出身である。いま思うとあのころは土日に勉強会をしたり、がんばっていたなぁ。今年のM1の人たちも日曜日の19時から「確率的言語モデル」
- 作者: 北研二,辻井潤一
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 1999/11
- メディア: 単行本
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さて、@osm くんからは、今年年賀状ももらったし、最近どうしているのか知っているつもりだったが、30分くらい話すといろいろ知らないこともあるものである。卒業してすぐ就職したので、入社4年目なのだが、自分もそう数えると修士出てから4年目か……。ずっと同じところにいるので、確かに4年目なような気もする。博士を取って他の大学に行ったような人たちは、そうカウントすると「入社3年目で転職する若者たち」ということになるのだろう。それは日本では一般的に悪いイメージで語られるのだが、自分としては逆に一つのところにずっといるほうが弊害が強いと思うし、もっと若者は武者修行したほうがいいように思う。というか、事実としては若者が3年以内で辞める率は戦前からむしろ減っているし、数年で転職するのは日本では普通だったのだが、メディアが「若者はこらえ性がなくなった」とか書きたがるし、非若者も若者には問題があると信じたがるので、そういうステレオタイプを増強するような話に飛びつくのであろう。
閑話休題。土曜日の昼は、@kenzuitubuyaki くんと奈良町をぶらぶら。本当は行きたかったのは粟 ならまち店なのだが、店を決めたのが前日で、開店前から並んだにもかかわらず、予約でいっぱいで今日は無理とのこと。残念。次回は予約するか。代わりにPAO ならまち店というところに入る。去年の年末ならまちに来たときは閉まっていて、入ってみたかったのでちょうどよかった。分量的には女性だと満足、男性だとちょっと物足りないかな? という感じだが、味はよい。黒米(くろまい)もぷちぷちしておいしい。妻が十六穀米みたいなのが好き(スーパーに行くと混ぜて炊くだけでよいスティックタイプのものが売っている)で、ご飯を炊くときはそれをいつも使うのだが、それから豆のような触感のお米も好きになったのだ。
腹ごしらえをしてから奈良の酒蔵の春鹿というところに行く。400円でおちょこサイズのグラスを買えば専門のスタッフの説明を受けながら5種類のお酒が試飲できるそうで、お得。お酒はそれなりにおいしいが、買って帰りたいと思うほどではないかな〜。むしろ最後に出してくれた奈良漬けが非常においしくて、買って帰るかどうかかなり迷った。自宅ではひとりだと米をほとんど炊かず、パスタかそば・そうめん・ラーメンなど麺類がほとんどで、1本買っても食べ切る自信がないので買わずに帰ったが、2人暮らしだったら買っていたであろう。
それから奈良駅の近く(ビブレの地下)に新しくできたという啓林堂書店に行ってみよう、ということで散歩。途中 makoto-t くんと遭遇し、こちら松本研の OB なんですよ、と紹介したり。偶然でびっくりしたが……。
啓文堂書店は奈良最大級とは聞いていたが、これはかなり広い。さすがに東京の本屋と比べてはいけないが、哲学書も本棚2つびっしりある(その割には言語学の本は棚2つくらいしかなく、見つけられないくらい少なかったが)し、コンピュータ関係は2列あるし、マニアックなものまで含めてかなり揃っている。新宿伊勢丹のジュンク堂くらいの広さと品揃え。自分的には京都や大阪に出なくてもここで十分だなぁ。新大宮のイトーヨーカドーのくまざわ書店も奈良にしては悪くなかったが、これくらいの距離でこれだけ本があるなら今度からはここに来ようかと思った。ここになければ梅田のジュンク堂に行くだろうが、往復1,000円を超える交通費を払って片道1時間かけて梅田に行くなら本以外の用事もあるときだろうなー
あとちょっと暑かったので吉野本葛 天極堂 奈良本店で一休み。ここも車で京都から東大寺に来て何回か横を通ったことがあり、入りたいなと思っていたので、入れてよかった。できたての葛餅おいしい！ 居心地がよかったので、思ったより長居してしまった (笑)
なんか再会を楽しむというより、自分が行きたかったお店をはしごするような感じだったが、長年行きたかったところかなりコンプリートすることができたので、満足 (笑) あと行きたいのは東大寺の正倉院展かな〜。もっと南の方、十津川村あたりも行ってみたいのだが、いまの車で行くのは若干不安かな……。奈良にいるうちに紀伊半島を海岸沿いに一周するとかしてみたいのだけどねー
