日本のサイクルとアメリカのサイクル

今日も朝からミーティングだったので(自分としては)早くに起きる。通勤途中で Karan の自転車とすれ違うのだが、彼は自分の1.5-2倍くらいの速度で先に行ってしまった。もしかして自分の漕ぐ速度が遅すぎる……? (日本的には普通のママチャリの速度なんだけど)

Laura のボーイフレンドも就職が決まったらしい。クビになるのも速いが次が見つかるのも速いと。不安定なのが心臓に悪い人にはこっちは向いていないのかも。ということをヨセミテのバスの車中の解説とゴールドラッシュのビデオを見ていて思った。

そもそもカリフォルニア自体が19世紀半ば以降人生バクチで来た人の集団でできていて、日本にベンチャーが根付かないから根付くようにしようとか、再チャレンジを促す社会になっていないのはよくないという話を耳にすることはあるが、単に隣の芝生が青く見えているだけで、日本は日本であのやり方が文化的には合っているのかも、と思った。「入社して半年で辞めた」と聞いて「長かったね」と思(わ|え)ない場合は、たぶん日本のやり方のほうが自然に感じるのであって、本当に再チャレンジを促す社会(半年で辞めても普通な社会)になったら違和感を感じるんじゃないかな? 自分も「入社して半年で辞めた」と聞いたら「え、半年しかいなかったの?」と思うので、日本的なサイクルのほうが合っているのだとは思う。

日本はアメリカほど学歴社会でもないし、自分のように1年浪人・3年留年していてもそんなに不都合は感じないし(※人によると思う)、確かにアメリカほどフレキシブルではないが、カーストみたいな身分制があるわけじゃなし、貴族が社会を牛耳っているわけでもないし、(日本的な感覚を持った人には)住みやすい・働きやすいところなんじゃないかなー。