「国文法」

バーベキューの傍らいろいろ話していると、日本語の文法について非常に基礎的な知識もないことを自覚したので、ちょっと勉強しないと。

「国文法」と書こうとして思ったのだが、国文法って言葉は国語から来ているのだと思うが変な言葉だ。最近は「国語」を改めて「日本語」と表記する風潮があるようだが、これにならうと日本語文法とでも言うのだろうか(日本文法はちょっと)。

母語」と「母国語」という言葉が指す意味の違いは自分が中学生の時はあまり意識されなかった(全部母国語と表現されていた)ようだが、最近はちゃんと使い分ける人も増えてきて、それと前後するような感じで「現代国語」が「現代文」になったり「国語」が「日本語」になったりした記憶があるのだが、「日本語」というのも実は中立的な概念ではなく、「国語」という概念も明治時代に日本を近代国家とするために作り出された言葉であるように、「日本語」は日本がアジアに植民地を拡げていく際に植民地に自分たちの言語を強制するために作られた言葉なので、なんでもかんでも「国語」を「日本語」にしてそれでおしまい、というわけではないだろう。他に適当な言葉もないので結局は日本語という言葉を再利用するわけだけど。