結局これの処遇をどうするか決めかねていて、Gentoo/MIPS があるから Gentoo にしようかと70%くらい考えていたのだが、さすがにこのスペックで Gentoo はありえない(Pentium クラス)ので、せめて Debian だろう、と思って Debian を入れてみる。
Debian は woody から mipsel もサポートしたので basedebs.tarを持ってきてごそごそ展開して突っ込むと一応 woody のログイン画面は拝めるのだが、どうも ls するとハングするみたいでにっちもさっちもいかない。
Linux-MC (というか Linux-VR) の miniroot に入っている lsだと動く(がこれは glibc 2.0.7 ベース)ので、なにかがおかしいのは分かるのだが、どうも Linux-VR のカーネルがあやしいようで、これを直すのは手間なので諦める。Linux/MIPS はリポジトリは本家とは別とはいえ、本家ともだいぶ協調してやっているし、ほぼ最新版に追いついているのだが、その分派の Linux-VR は 2.4.0-test9 から放置プレイなので、いったいどこから直せばいいのやら、という状況。
やっぱり適材適処だろう、ということで NetBSD/hpcmips を入れる。結局ここに戻って来たか、という感じ(初めて携帯端末をいじったのは NetBSD/hpcmips なのだ)。