首都大を受けるとしたら夏がいい

午前中、大学院の受験希望者の見学を受け付ける。とはいえ、もう2018年4月の博士前期課程の受験生は受け付けていない(定員に達した)ので、基本的には(固定座席の保証がない)研究生でどうしても来たいというなら、ということで、原則としては他研究室を当たってほしい、ということであるが。

話を聞いてみると、他大学に落ちたので冬季入試がある(東京の)大学を当たっているということだったが、確かに冬季入試がある情報系の大学は多くないようで、電通大農工大もやっていない(電通大は昔は2月入試があった気がするが、どうも最近はやっていないようだ)とのことで、首都大に来るという人も多いのかもしれない。ちなみに留学生の問い合わせは前から多いし、現在留学生は博士前期課程を受験予定の研究生としては受け入れていない(博士後期課程を受験予定の研究生は受け入れている)。

午後は進捗報告を聞く。余裕を持って聞けると色々研究アイデアも出てきて、むしろ自分でやりたいくらいの気持ちになったりする。現在そんな時間はないのだけど、何とか時間をやりくりして研究したいなぁ、と思ったりするのが最近の心境の変化で、助教になってからは割と「自分で手を動かすのはそこまでやりたいことではなく、研究室としてトータルのアウトプットを最大化したい」などと思っていたが、このところ自分で手を動かしたい欲が復活してきた。社会人経験者が研究室に増えたせいかもしれないが、社会人(経験者)でもこんなに研究したいんだ、というのを目の当たりにすると、忙しいのを言い訳にしてちゃいけないな、となんだか刺激をもらっていて感謝している。

夕方は、受験希望者を他研究室に紹介がてら、山口研究室と石川研究室を見学させてもらう。学生から直接どんな研究室から聞くと、想像通りの部分と予想と違う部分とあり、へえボタンがあったら押したい気分。とはいえ、学生からするとどの研究室に入るかは割と一生を左右しかねない選択なので、あまり「この研究室がいい・悪い」とは言えない立場であり、あくまで自分の目で見て、自分の頭で考えて、自分の心で感じてほしい、と思っている。

あとひたすらメール処理をしたが、最近なかなか朝早く目が覚めなくなっていて、メールが溜まっていてどうしようもない。