書かなくていい書類でも準備する

午前5時に起きて査読。1本読んで査読コメントを書くのに1時間かかるが、この時間を捻出するのが難しく、通勤中になんとかやったりする(書くのはともかく、読むのは iPad でも読めるので)。

午前中、とある書類作成にかかる説明を聞く。先日までヒーヒー言いながら(自分からするとけっこうなエフォートを投入し)、とある届け出の書類を準備して提出したのだが、その採否が分かるのが12月らしく、リジェクトされた場合に新規に必要な書類があるのである(これ自体は、昨年度中にすでに聞いていたが)。問題は、採否を待って準備していては余裕がないということで、採否の通知を待たずに準備してほしい、という話。先日出した書類で OK なら、ここで作ったにも関わらず不要になる書類なので、他の教員の方々に依頼するのも気が重いし、自分が書かないといけないのも気が重い……。ただ、12-1月は教員が卒論や修論で忙しいので、12月になって突然準備しろと言われても対応できないだろうから、先に用意しておいた方がいい、というのもよく分かるし、無駄になる可能性があっても準備しておくのがベストプラクティスなのだろう。

准教授になってからこういう書類作成にかかる時間が激増したが(おかげで研究費申請のような仕事に時間をかけることができなくなったが)、職員の方々がサポートしてくださるので大変助かっている。少なくとも学内向けの書類は全部どなたかに用意していただけるとありがたいのだが、秘書さんにお願いできているのはまだ会計関係のお仕事だけなので、これもなんとかできるといいなぁ。(ただ、絶対的な時間からすると、今減らすべきは書類作成関係ではなく、学会関係の仕事)

午後は自然言語処理の応用の勉強会の進捗報告。月曜日の深層学習勉強会で進捗報告できなかった人が火曜日にしたりして、割とボリュームがある(週に1回進捗報告することとしていて、デフォルトの曜日は学生ごとに決めてあるが、用事があったりするときは別の曜日にすることも認めている)。

進捗報告の中で数式をみんなで追ってみたが、どこが等式でどこが近似(仮定)か、どこが確率でどこがスコア(あるいは重み)か、みたいなのを意識することは重要だと思うので、そのあたりを丁寧に追っておきたいのだが、こういう考え方ってどこで身に付けるのだろうか?自分は NAIST 松本研の勉強会で学んだように思うので、うちの研究室でも勉強会の中で体得するのかな……。