二階から目薬を差すほどのこと

娘と2人の生活、3日目。2人での生活、朝は特に困らないのだが、夜が大変。いつもは自分が娘を保育園に迎えにいく間、家で妻が夕食の用意をしてくれているし、寝かしつけもしてくれている(その代わり、24時以降翌朝保育園に送るまでの娘の対応は自分)のだが、夕食の用意と寝かしつけはけっこう手間なのである。

夕食に関しては、もともとそんなに食べるわけではなく、まだ家ではほとんどミルクなのでいいのだが、寝かしつけに関しては、娘が泣こうがわめこうが親が寝れば寝るのでいいのだが、紙オムツに履き替えずに寝てしまうと夜中大惨事になるので、その前に起きて紙オムツに履き替えさせないといけないのである。自分の睡眠が中断される(覚醒してしまう)ので、これがしんどい……。

出勤してからまず大学院教務委員会。議題があまりなかったので20分程度で終わってよかった。委員会のあと、アートの方と立ち話。最初は研究会の運用(学会のニコニコ生放送の配信の持続的な運営について)についての相談だったが、途中からキャリアの話や育児の話になり、意気投合。海外出張は年1回までとか、国内は遠方でも原則日帰りとか、激しく同意。同じような境遇の人が周りにいなかった、とおっしゃっていたが、やはりこの世代で子育てをする教員特有の課題があるのかなと思う。

秘書さんの出勤日だったので、お昼は書類作成と確認。10/5が9月までの上半期の会計の締め日なので、全ての書類を揃えなければならなかったのである。いつも雛形を用意していただいたり、チェックしていただいたりして、とてもありがたい。これ、自分でやっていた時代にはもう戻れない……(TA もそうだけど)。あと何がアウトソーシングできるか、吟味しなければ。

たぶん、研究室のサーバ管理をやめて、クラウド環境に移行することの優先順位が高く(計算サーバ以外はそうしている)、タイミング的に GPU インスタンスを借りるより自前で揃える方が費用対効果に優れていたので自前で用意しているが、中期的にはどう考えても自前で管理するコストの方がかかる(相見積もりを取ったりする手間も含め)ので、大学のサーバ室の電源容量の上限に達したらあとはサーバ関係は極力いじらず新規の環境はクラウドで準備したい。ただ、見積もりを見ると1年クラウド環境を使う価格でハードウェアが買えるので、減価償却が3年と考えても、メンテナンスフリーとするために3倍の費用がかかることを許容できるか(あるいは同じ研究費で使える計算機リソースが1/3になることを許容できるか)、ということであるが……。

午後は庶務の方の立会いのもと、ウイルススキャン。学術情報基盤センター(学情)の立会いでなく、庶務の方の立会いで、というのがそもそも意味不明だが、予想通りウイルススキャンの確認手順は電話で「ここを先生にクリックしていただきました。項目が3つ開いて、上からA、B、Cです。次はどこをクリックすればいいですか」などとやっていて、もう頼むからここで一思いに全部叩き壊してくれ、そうしたら新しい端末を買うから、というほどの隔靴掻痒感(一度電話で PC サポートをしたことのある方なら、この感じは共有してもらえると思う)。Skype で画面共有して見てもらえばすぐ解決だとも思ったのだが、それも学術情報基盤センター的には対応してもらえないそうで、もう2階から身を投じたい。お通夜のような気持ちで30分を過ごす(電話の向こうで Mac を起動する時間を5分待ったり、本当に……)。

そもそも庶務の方がこのような仕事をされる、というのは、病院で検査してもらおうと思ったら医師はおろか看護師ですらなく受付の方が検査に来た、というくらいありえない話だと思うのだが、どこをどうやったらこういうことが起こりうるのか知りたい。

ちなみに、うちの研究室の学生室に設置しているうちの研究室の所有物であるー無線 LAN ルータに接続するために、接続する端末全てで学術情報基盤センターが納得するウイルススキャンのログが必要なのであるが、学術情報基盤センターも自分でログを検証しておらず、外注先にチェックしてもらっているようで、1台登録するごとに1週間近く待たされたりする。これ処理のフローがおかしいのではなかろうか?(どうやら、教員→庶務→学情→外注先→学情→庶務→教員、という往復が1週間かかるようだ、ということを、8月末から10月頭まで毎週延々やりとりし、10往復近くして分かった)