3月になってようやく年度末

深夜0時に娘が泣き始め、寝付くまでに1時間半くらいギャーギャー泣かれてどうしようもなかったので、そこから仕事。昨日に引き続き、1時間ほど時間割を眺める(今度は大学院の時間割)。仕事の仕方として、最初はラフなものを作り、徐々にクオリティを上げていく、というやり方が自分には合っているので、そういう進め方がデフォルトの今の職場は働きやすい。

あとは2時間ほど国際会議の投稿論文の最終チェック。今回は原稿の初稿をもらってからしばらく、大学院教務等でほとんど時間が取れなかったのが心残りだが、限りある時間でみんな頑張ったと思う。

出勤してからさらに時間割を眺める。学生側は「なんでこんなコマにこの授業が入っているんだ」と思うような気がするが、いろいろな可能性と制約を考慮した結果、そうなっているのだ、ということをようやく理解する。教員の都合が制約としてかかるが、学生の都合を無視しているわけではなく、制約の中では学生に履修してほしい科目は可能な限りゴールデンタイムに入るように調整されている、ということ(1限や5限あるいは集中講義に入っているのは、他にどうしようもないのでそうなっている)。

午後は委員会。1時間半の予定だったが2時間かかる(想定内)。いろんな立場の人がいるので、なるほどなぁ、と思うこともある。建前ではなく本音を言ってしまう人がいたりしておもしろい(戦略的には、利害関係が対立する場合、本音は言わない方が交渉は有利に進められると思うが)。

もう3月であるということが信じがたい……。教務の仕事が1-2月に予想外なくらいあった(学内の仕事は優先順位が高い)のが敗因だが、なんか穴があったら入りたいくらい仕事ができていない。学生の原稿も〆切が先のものほど順延してしまったし、本当に申し訳ない。

新しい仕事は基本的に断っている(継続の仕事も少しずつ片付いている)ので、これ以上負荷を下げようとすると、根本的には学生数を減らすしかないが、まず受け入れる学生数を減らさないといけない(すでに1月の冬季入試では、学生室の物理的制約をオーバーしているので、1人お断りした)。東京に自然言語処理の研究室が少ないし、可能な限り受け入れたいのは山々なのだが、キャパシティ的に無理なものは無理なので、来年度の大学院入試で新たに受け入れる学生数は卒業する学生の数を下回るようにして、少しずつ調節していきたい。(とりあえず、留学生は博士後期課程に進学希望の人しか受け入れないことにした。)