研究をちょっと一息秋休み

朝5時から2時間ほどメール処理。娘の起きる時間が遅くなってきたのをいいことに、起きなければ7時半くらいまで作業できるのはよいのだが、そうすると保育園に到着するのが8時半を過ぎ、電車の接続が悪くなるのが悩ましい(一応10時半までには職場に着くのだけど)。やはり7時に切り上げて8時過ぎには家を出る、というのが最適かなぁ。

午前中は情報抽出勉強会。他のメンバーがいないせいかなんなのか、ちょっとだらけています、という報告がある。夏休みだし、人が少ないと緊張感がなくなるというのもよく分かる。そこで自分は毎年この時期はインターンシップに出かけていたのだが、何か対策をしないと学生という身分をフル活用できないのである(ダラダラする、というのもある意味学生でないとできないので、将来不利益を被るリスクを理解した上でそうするのは、特に構わないと思うが)。

経験上、この8-9月に研究を進められるかどうかが国際会議で戦えるかどうかに直結するので、がっつりサーベイと実装を進めてほしくはあるのだが……。(10月以降スタートでも無理ではないが、年度内の成功確率がかなり低くなる)

昼から深層学習勉強会。サクッと終わらせて次に行きたい、という部分に延々時間がかかることがあるのだが、なんとか回避策がないものだろうか。サクッとやってバグだらけ、というのも困るので、きっちりやるというのはよいことなのだけど、研究ネタは打率3割でもトップバッターだと思うので、とにかく最初は数多く打席に立つことが重要で、うまく行かなかったら「はい次!」と次のテーマに行くのがもっとも効率的だと思うのである。(研究に関して、効率がよい方がいいかどうか、というのは別の問題)

あと、研究テーマと性格が合っていないとうまくいかない、というのもあるのかもしれない。機械学習だと、トップダウンに全部完璧に作る(全体が完成してようやく出力が出る)、という感じが典型的で、自然言語処理やウェブマイニングだと、ボトムアップに少しずつ作る(作った部分から出力が出る)、という感じがスタンダードなので、このあたり性格が出るようにも思う。(自然言語処理でも構文解析機械翻訳のように、トップダウンアルゴリズムを考える分野もあるので、厳密な分け方ではない)

午後は9月の NL 研(広島)の原稿の添削と書類のチェック。割としっかり書いてくれているので、そこまで大幅に手を入れなくてよくて助かる。毎回研究会では最低1人に発表してもらうことにしているのだが、今回は1人だけであった。12月の NL 研(名古屋)も発表できるのは1人かなぁ。1月の NL 研もあるので、1月が2人になりそうである。

夕方は石川研・高間研との合同の公開期末評価。M1 学生の進捗報告である。今回は公開期末評価が3回に分割されてしまったのがあまり嬉しくなかったので、次回はこれを改善しよう。