研究報告の善し悪しは研究と説明のかけ算で決まる

今日は一日朝から晩まで仕事がある。

午前中は M1 の学生の公開期末評価。うちの研究室からは、夏休みにずっと富士通研と HRI (ホンダ・リサーチ・インスティチュート)にインターンシップに行っていた2名がそれぞれ発表。2人とも、Project Next NLP の固有表現抽出タスクと対話タスクにもそれぞれ参加しているので、今後の研究が楽しみである。

また、同じ時間のスロットで、他の研究室の D1 の人の公開期末評価もする。石野さんの研究も複数言及されていたりして、隣接分野は意外なところで自然言語処理とつながっているのだな、と思ったりする(そういえば、石野さんはこの9月で博士号を取得されるらしい。おめでとうございます!)。データマイニング系の国内会議にも顔を出してみたいなと思う。WebDB Forum と DEIM には行きたいのだが、DEIM はいつも3月で、言語処理学会とバッティングするので行きにくいのだよな……。とりあえず、今年は WebDB Forum に行ってみようかな(以前、パネルディスカッションでパネリストとして参加したとき以来)。

午後は M2 の修士論文の中間発表会。学生が全体で40名弱なので、2セッションあり、2分間のブースターとそれに続くポスターセッションである。自分も副査を頼まれている論文がいくつかあるので、それを中心に見て回ったりする。うちの学生の発表も、そこそこ人が聞きにきていたようだ。こういう発表会は、学部生も聞きに来る人がいるし、ポスターもちゃんとした発表にしないとなぁ(ポスター発表は、印刷するのが手間なこともあり、口頭発表ほどみっちり発表練習をしていない)。

夕方は人工知能学会の編集委員会。本来は竹橋の国立国語研究所(NII)まで行くのだが、今日は17時まで中間発表会があったので、今回から導入された「ウェブ参加」というものにしてみる。Google Hangout と Ustream でつなけばいいようで、最初少し接続に手間取っていたが、内容を聞くだけならこれで全然問題ないなぁ。自分も発言しようと思うとなかなか厳しいものがある(結局 UstreamGoogle Hangout のチャット機能を使ったりしていた)ので、やはり現地に行ったほうがいいだろうが……