アンテナを張ってチャンスをつかむ

一昨日くらいからまた体調が悪く、8月と同様に通院しないといけないかと、ちょっと不安。やっぱり夜遅くまで仕事をするのがいけないような気がする。しばらく安静にして様子を見よう。

午前中は学会関係の仕事をするつもりだったが、分担している授業のシラバスを作って回覧しておかないといけないのを思い出し、しこしこ書く(本来自分が全部やるはずだが、来年度だけ半分分担してくださるのである)。去年まで半期通して授業をしたことがなかったので、シラバスを作るのに四苦八苦したが、今は夏学期に1コマ冬学期に0.5コマ終えたので、去年苦しんだのが嘘のようにスムーズに作れる。結局これも慣れだろうか。自分の授業戦略として、1年目は学生の理解度が分からないので様子見で、2年目に学生に合わせて最適化をかける予定である。

昼から研究会で進捗報告。あまりに進捗報告が多いと大変かと思って2週間に1回にしているのだが、相談すれば30秒で解決することで2週間進まない、なんてことが頻発しているので、どうすれば研究(室)が活性化するのだろうか、と悩む日々である。

そういえば、インターンシップに行ったときは、最初の数週間はメンターの人がちょくちょく様子を見にきてくれたけど(必ずしも進捗を聞かれたわけではない)、そういうことだったのかなぁ。

夕方は研究室公開。10人見学希望者がいたはずだが、B3は1人しか来てくれず、その1人も元々いまのB4と同じ学年だったそうで、要はストレートにB3に進学した学年の人は一人も来ていなかったようである。なにがあったのだろうか……(あとで他の先生方に聞いてみたら、他の研究室もそうだったらしい)。

配属を希望する人は見学するように、と伝えてあるのだが、単に座席の予約で書き込む人もいるらしいので、意外に人気がないのかもしれない。それとも、月曜日の研究室公開の内容を友人から聞いて、聞かなくてよい(志望しない)と判断したのかな。自然言語処理は他の分野と違って特殊だと思うので、言語に関わることをしたいと思って来てくれる人はいいのだが、そうでない人は困る(どのテーマも中途半端でコロコロと研究内容が変わると、卒業すら危うい)可能性があり、中身を聞いて納得して入ってきてほしいのだけど……。

まあ、学部生で他大学に進学したい人と就職する人は、卒業することが第一なのでわざわざテーマをコロコロ変えるリスクは取らないだろうけど(あと、卒論は修論ほどの新規性は要らないだろう)、問題は大学院生で言語に興味ない人かなぁ。留学生でうちの研究室を受けたいという人には、志望理由があやふやな人がいて、そういう人は他の研究室を勧めているのだが、「他のテーマより簡単そう」「就職先がありそう」という(消極的な)理由で選んでも、修士が取れない人たち、日本人学生・留学生関係なく、NAISTでも見てきたし……。

逆に、どこでうちの研究室の内容を知ったのか分からないが、南大沢の学部1年生(うちのコース)が2人聞きにきてくれてびっくり。嬉しいことではあるのだが、キャンパスが別なので、なかなか見学以上のことができないのも悩ましいところである。まあ、来年度は授業もあるし、自然言語処理に興味を持ってくれるのはありがたいことである。