色んな分野の知識が相互につながっている

あまちゃん」が終わってから元気がなくなるのを「あまレス症候群」というらしいのだが、確かに「あまちゃん」がなくなってからぼんやりすることが増えた気がする。いつも土曜日は「あまちゃん」を見てから「八重の桜」見ていたので……。「八重の桜」も、いまちょうど同志社英学校を作っているところで、京都の今出川のあたりが出てきて懐かしいのである。

先日購入した「単純な脳、複雑な「私」」を読む。(まだお読みでない場合は前著を先に読んだ方がいいかもしれない)

高校生(慶応のニューヨーク校)を相手にした講義らしく、分かりやすい一方、刺激的な内容で楽しめる。自分としては知っている話が大半であったが、それでもおもしろいのはやはり話し方が魅力的だからであろう。個人的には最近 deep learning 界隈で使われている手法の脳科学的な背景について考えるきっかけになっただけでも収穫かな?

たとえば deep learningにはランダムにノイズを加えて汎化性能を上げる手法があるそうだが、実は脳もそうやっているらしい(汎化性能というよりは、あえてノイズを加えることで、少ない素子数でも情報を正確に伝えられるようにしているのだが)。脳を模倣することが必ずしも必要だとは思わないが、脳がやっているようなことを入れると動くようになる、というのは興味深いものである。

夜は You've Got Mail を見る。一度見たことがあるはずなのだが、すっかり忘れている。映画を見るにしても、これくらい落ち着いてみられるのがいいな〜。電話がやたら大きかったり、モデムでインターネットに接続していたり、時代を感じさせるところがあるが、それもまたよい。

自分は大学院に入るころ(25歳)まで携帯電話的なものを持っていなかったのだが、電話はなければないでそんなに不都合はなかったように思う。待ち合わせをしたりするときが、ちょっと面倒臭くはあるのだが……。ただ、インターネットにつながる端末があるかどうかは全然違うなぁ。

結局大学院に入ってからずっと固定電話を引いたことがないのだが、このまま固定電話なしで行くのだろうか。そうすると、子どもの連絡先として、携帯電話を持たせたりするのだろうか。少なくとも高校に入るくらいまでは、携帯電話は持たせたくないのだけど(とか言いつつ、女の子だったら安全のためとか言って持たせてそうだけど)。