少しずつホームグラウンドが変わっていく

午前中、ひたすらメールの処理。朝集中してやる仕事に取りかかるという考え方もあるが、自分的には朝はあまり頭を使わなくてできる仕事から始めると、調子が乗ってきて午後も乗り切れるようになるのである。

昼、法人カード導入の説明会。NAIST でも教員はクレジットカードを持つことができ、カードでないと支払いができないものに研究費から支出するとき使えたのだが、首都大はまだ法人カードがないために個人で支払っていて、これは手続き的にはよくないから法人カードを導入しましょう、という話になっているそうである。

説明会に出てみると、カードに2種類あって、大学の口座から直接払われるタイプのカードは使用のとき職員の立ち会いが必要で、職員の立ち会いが必要ないタイプのカードは逆に教員個人の口座からお金が出ていくようで、正直これなら自分のカードの立替払いでもいいのではないかと思うくらいなのだが、それでもたぶん作るだろうなぁ。立替払いのときは1枚書類を余分に書かないといけなくて、それが面倒なので……。(NAIST の法人カードは使用に職員の立ち会いは不要で、かつ大学の口座から直接払われるので、年度末になると引き落としのタイミングが年度をまたぐ可能性があるため使えなくなるのを除けば、とても使い勝手がよかったのだが)

午後は研究会で論文紹介。今日は

  • 加藤誠, 大島裕明, 小山聡, 田中克己. 共起に基づくWebからの類似関係のブートストラップ抽出. 日本データベース学会論文誌, Vol.8, No.1, 2009.

を紹介してもらう。ブートストラップ手法なので、例のごとく (?) いろんなパラメータがあり、がんばってチューニングされたのではないかなという印象。このチューニングが大変なんだけどね……(それは本筋とは関係ないまた別の話であるが)

基礎勉強会は機械翻訳と統計的機械翻訳について解説してもらう。このあたりは知らないといけないことが多く、かつ発展も速いところなので、研究テーマとして機械翻訳をやりたいという人がいたら、改めて勉強会を立ち上げる感じかなぁ。機械翻訳も、解決したい問題の一つなので、やりたいという人がいるのは大歓迎である。(実質半年しか使えない卒業研究だけでは手に負えないテーマであるとは思うが、2-3年かけてやるなら基礎からみっちり取り組むことができるので)

夕方はプログラミングチュートリアルの課題を解いておく。ときどき資料の説明が足りなかったり微妙に違ったりすることがあるので、前々日くらいまでに解いて補足を入れておいてあげるのであった。

もう少し研究室単位の活動を増やしたいのだが、夏休みまでちょっと無理かなぁ。月曜日の午後から火曜日の午前中までが授業関係で完全に使えないのが地味に痛い。10-11月も水曜日に授業があるので、火曜日は準備で死んでそう……。研究室のメンバーも全学年が揃うまで2-3年かかるし、授業関係が落ち着くにも数年かかるだろうし、まだ研究室活動の負荷が高くないうちに授業のほうを安定させないとな〜。(研究室活動に関しては、たぶんいま NAIST 関係でやっている活動が仕事時間の20%弱あるので、それが次第に首都大での活動に変わっていくのだと思われる)