ふらふらと過ごしてまた戻ってくる

4連休の2日目ということでゆっくり過ごす。

本屋で文庫版を見かけて購入した「仕事漂流」を読む。(以下は Kindle 版へのリンクだが)

仕事漂流 就職氷河期世代の「働き方」

仕事漂流 就職氷河期世代の「働き方」

転職した若者を追うドキュメンタリーなのだが、インタビューされている人がちょうど自分と同世代で、かつ IT 系だったり外資系だったり公務員だったり、なんとなく知っているような知らないような業界ばかりだったので、大変共感するところが多かった。みんな手探りで生きているんだなあ。若くして「転職でキャリアアップ」とか思っている人はこれ読んだほうがいいんじゃないかな。転職が成功とも失敗とも言えないけど、転職にはそれぞれのドラマがあり、正解がある世界から正解のない世界へ切り替わるってどういうことか、ちょっと分かるかもしれない。

本の内容と直接は関係ないが、本の中で言及されていた『「東大に入る」ということ「東大を出る」ということ』の著者が気になって調べてみたら、よく知る人であった。

「東大に入る」ということ「東大を出る」ということ

「東大に入る」ということ「東大を出る」ということ

こちらの平林さん、自分の1つか2つ上の先輩だったが、その後こんな経歴を辿られていたのかぁ。まあ、納得……。(武蔵生にありがち)

平林/慶史
1977年9月生まれ。東京の私立・武蔵高校時代は勉強そっちのけでブラスバンドと生徒会に熱中する。一浪後、東京大学文科3類に進学し、1、2年時はブ ラスバンドで指揮者を務めるなどのめり込むが、サークルの運営方法に疑問を感じて退部。一年の留年を経て、2002年3月に教育学部を卒業、研究職を目指 して東大大学院教育学研究科修士課程に入学する。しかし、東大大学院の「アカデミックな雰囲気」が合わず、「東大の外の世界」で生きる人々と深く交流する ことを通じて研究職としてのモチベーションを徐々に失っていく。そして、2003年4月からは大学院へは行かず、「東大の肩書」など全く生きない、小さな 教育系ベンチャー企業で企画から営業・総務と朝から晩まで働いている

昼から散歩。昔よく歩いたあたり、抜け道を思い出しながら。変わっているような、昔と同じような、変な感じ。よく夢に出てきていた風景。

夕方はイトーヨーカドーへ。そろそろ自分の自転車を購入したほうがいいんだろうか……