駅前に本が読めるスペースがあるという幸せ

首都大に来てはや1ヶ月、自分の人生でもっとも忙しかったであろう浪人生 (代ゼミ) 時代とNAISTのM1時代を思い出す。

代ゼミでは、中高時代にほとんど受験勉強をしていなかったので (自主的にやった記憶があるのは、その年に始まったセンター試験中国語の予想問題集を取り寄せて解いたくらい)、春期講習が終わってからというもの、毎日予習と復習でへとへとだった。もっと言うと、予習が可能な科目とそうでない科目とに分かれ、4月は予習できる科目の予習で精一杯であった。ゴールデンウイークに一回小休止があり、ここで予習溜めをすることができたので、夏休みまではなんとかそれで乗り切ることができたのだが、ゴールデンウイークがなかったらどうであったか、うすら寒いものがある。(もっと言うと、浪人しないで大学に入っていたら、かなり痛い人になっていたと思われるので、周囲の人には浪人が許される状況なら浪人することをお勧めしている)

NAIST時代も同様で、人文系から理工系に進学したので、課題と復習が手いっぱいだったので、ゴールデンウイークでようやく授業関係は一息つけた (NAISTは4学期制なので、4-5月で1期、6-7月で2期になり、ゴールデンウイーク前後が中間試験だったが)。もっとも、松本研はゴールデンウイークが明けてから怒涛の勉強会がスタートするので、ゴールデンウイーク以降が楽であった、というわけでもないのだが……。

新しい環境に移って1カ月、この期間が忙しければ忙しいほど、それからの1年は学びが多い1年であることが分かっているので、きっと今年はとても学ぶことが多い1年なのであろう。

午前中、国際会議に投稿予定の論文の赤入れ。なぜか1-2ページを印刷して赤ペンで添削し始めてしまったので、残りのページも赤ペンですることに……。ただ最初は紙に赤を入れたほうが入れやすい。段々コメントするところが少なくなってきたら、PDF でもいいけど。

午後は散歩がてら武蔵境駅前の武蔵野プレイスという場所に行く。図書館と公民館を兼ねたようなスペースなのだが、1Fにカフェがあったり、レンタルオフィス的なスペースもあったりと、多目的施設である。武蔵野市民になってから初めて来たので図書館の利用証を作ったのだが、実は昔西東京市民だったときに近隣住民ということで吉祥寺で武蔵野市の共通図書カードを作っていたので、再発行であった。以前は武蔵野市西部図書館 (亜細亜大学のすぐ近く) であった部分が武蔵境駅前に移転してきたそうで、そういえば西部図書館のあたりはよく行ったことを思い出した。

つい6冊ほど本を借りたのだが、バッグも持ってきていなかったので、1Fのカフェでパンケーキを食べながら4冊読んでその場で返却。今度来るときはちゃんとバッグも持ってこよう……。パンケーキ、メープルシロップホイップクリームでとてもおいしかった。これは長居してしまいそう。こういうのがあると、やっぱり東京は都会だな〜と思う。