メンバーが多い研究室では体調管理が大事

昨晩から体調が悪く、研究会で風邪をもらったのか、急に冷え込んだせいか分からないが、頭痛と悪寒で一晩中苦しむ。朝起きると吐き気はなくなっていたが、頭は痛いままだったので、午前中は安静にする。

昼一のセッションは出るつもりで京大に来たのだが、13時半になっても第一著者が現れず、最悪昨日もらったPDFでやることになるか、と慌てたが、5分遅れで到着したのでほっとする。昼ご飯を外に食べに行っていて遅れたらしい……。

[twitter:@tomo_wb]くんの発表は無事終了。ryu-i さんがコメントしてくれた、複数の誤りの依存関係を考慮しながら同時に訂正する、というような手法の研究も前からしたくて、何人かには言っているのだが、やってみようという人がいないんだよな〜。

[twitter:@caesar_wanya] さんが話されていた点予測を用いた述語項構造解析の話、質疑応答で松本先生が激しくツッコミを入れていたので質問するのに気後れしてしまったのだが、係り受けを使わなかったらゼロ照応解析のヲ格やニ格の適合率が相当よくなった、という知見は興味深いのだが、アノテーションの単位が述語と名詞句のペアが項構造をなしているかどうか、というのがいまいちピンと来なかった。実際そのようなアノテーションにすることで、人間は楽になっているのだろうか?

[twitter:@u_carrot]くんの発表はフリーで使える英語の multiword expression の辞書とコーパスの構築と認識器の開発の話。10人以上が関わる巨大なプロジェクトで、松本先生が今年相当のエフォートを注ぎ込んでやっている研究であるが、対外発表はこれが初めてである。今回は中間報告のような形なので、今後はそれぞれのサブタスクの研究になっていきそう。

夕方のセッションは体調が悪いので家に帰ってくる。京大から40分ほどで帰ってこられるので、とても近い (NAIST まで1時間以上かかるし……)。

1時間ほど休んで体調が戻ったら大学に行くつもりだったが、やはり立つと頭が痛くなるので、大事を取って休むことに。あとで聞いたら、60人くらい聞きに来た人がいたそうで、よかった。[twitter:@sorami] くんが招待講演をアレンジしてくれたようだが、成功裡に終わってなにより。