チームで働いた失敗経験が大事

今朝は予告通り昨日より30分早くなり、6:10に起床して朝ご飯を食べる。明日はさらに30分早くなるらしい。5:40起きか (ちなみに妻はそれより早く起きて出勤準備をしている)。これ以上は早くならないのが救いだが、確かに大学の近く、徒歩圏内あるいはせいぜい自転車圏内に住んだほうがよかったのかもしれない。(坐れるなら電車の時間が長くてもそんなに負担でないことが判明したので)

掃除と洗濯を済ませ、出勤。今日は新入生オリエンテーションなので、研究室のテレビで講義室を映して見たりする。けっこう他の研究室は力を入れているなぁ。松本先生曰く、最重要事項は今年のBBQの日程を4月28日の土曜日にしたので、松本研希望者はそこを空けておくように、ということだったようだが、松本研はどう映ったのだろうか……。京都に新しくコストコができ、松本先生は会員になっているので、コストコで買えば安くて質がいいものをBBQで食べられる、と力説されていたが、松本先生自身が買いに行かないといけないのが最大の問題点である。

Kevin さんと新年度の勉強会について雑談。とりあえず機械翻訳については Kevin さんが引き取ってくれるらしいので、ありがたい。言語教育については、今年は日本語教育に加えて英語教育も扱うので、ちょっと間口が広くなるかな。勉強会のページも新年度にしないと、と思いつつ、いろいろと立て込んでいて全然首が回らず。就職活動が終わったら新M2の人たちも研究戦線に復帰するだろうし、楽しみである。

昼、学食2階の喫茶店に行く。これまで13:30がラストオーダーで、恐らくその時間はほとんど自分しか使っていなかったのだが、とうとうラストオーダーの表記が消えてしまった。これはいつ呼んでもいいということか、あるいは職員さんがいらっしゃるときしか注文できないということか……。

夕方、昨日と一昨日に引き続きちまちまと作業の合間にスキャンしているのだが、30冊スキャンしただけで、カッターで捌かないで裁断できる本をやり尽くしてしまったようである。捌く必要がある本は、捌くのに時間がかかるんだよな〜。

午後、英語文法誤り訂正のミーティング。自分もそんなに経験があるわけではないのだが、他人と開発したことがない人が多数派だといろいろと厳しい。空中崩壊していないだけましなのかと思ったりする。普通はやり方が分かっている人たちばかりのところに分からない人が来て、いろいろと教えてもらいながら学んでいく、という感じなのだろうが、大学では逆だからなぁ。なんだか未踏ユースの開発で大変だった記憶を思い出した。

他人と協調的に働く、というのは論文を書くことともコードを書くこととも違う、あまり相関がない能力が必要だと思うが、大学はそういうのがせっかく必要ないところなので自由にやれたらいいと思う反面、結局大学の外に出ようと思うとそういう能力が大事なので、身につけてから出た方がいいと思うし、悩ましいところである。

自分も海外のエンジニア職の面接を何個か受けたことがあるが、異口同音に聞かれたのは「チームで働いた経験があるか」「チームで働いていて、どのような問題が発生したか」「どのように対処したか (問題は解決できたか)」ということであり、一人でなにかを成し遂げるということはないし、一緒に働ける人でないと採用したくない、ということなのであろう。

とはいっても学生のうちから他人と働く機会はなかなかないので、ガチのインターンシップ (最低2ヶ月以上続くもの) に行くか、あるいは一度就職するか、はたまた複数人が参加するオープンソース開発活動に加わってみたり、 Google Summer of Code のようなものに参加してみるといいかなと思う。(←これが書きたかった (笑) ただし〆切が4月6日UTC19時なので、応募したい人はお早めに!)

[twitter:@keiskS]くんの進捗が大変なことになっている気がするのだが、今週から来週にかけては自分も手一杯でほとんどお手伝いできないのが心配。

経験が少ない場合ありがちなのは、基本的には工数の見積もりを誤る (思ったより長くかかる) ということと、優先順位を誤る (先にやるべきことを後回しにする)、仕事を増やす (ひとまず完成していたところをさらに時間をかけていじって収拾がつかなくなる) ということに尽きると思うので、何回か経験を積む (サイクルを回す) ことで、自分の苦手パターンを発見し、事前に回避する能力を鍛えたらよいだろう。問題が発生してから対処するより、問題が発生しないようにするほうが遥かにトータルで使うエネルギーが少なくて済むのである。(ただし、時間がかかる。若いころからずっと年金を積み立てて、あとで複利で回収する感じ?)