10年途切れずに続く勉強会とは

今日と昨日は 夏の集中勉強会には出ず、ひたすら国際会議の最終原稿を直す作業。松本先生も「〆切まで十分時間があるので手伝います」とメールくれていたのだが、もはや「十分時間がある」という時間ではなくなってきているような……(汗) 自分もいろいろ見ないといけない。初めて見る (に近い) 英文はけっこう時間がかかるものである。

午後もひたすら原稿のチェック。合間に最終原稿のための実験設定についてディスカッションしたり、実験結果について報告してもらったり、いろいろしていると、勉強会も無事全部終わったらしい。松本先生は今回の読書会に満足しているようだ。最後まで10人近く残ったそうなので、今年はよかったようである。自分も今回は悪くなかったとは思うが、毎年の読書会にあまり期待していないせいかもしれない……(汗)

19時くらいに秘書さんから問い合わせあり、来週のSVM 合宿の参加者リストを松本先生が作っているようなのだが、懇親会の手配をしていなかったということで、秘書さんに頼んだりなど。元々懇親会って外に食べに行っていた気がするのだけど、なぜか去年か一昨年あたりからゼミ室でやるスタイルに変更されたような? 今年で10回目ということは10年目で、すごいことである。(自分は2005年から断続的に参加)

19時半からカレーパーティ。毎年読書会の最終日にカレーパーティをやる伝統になっていて、今年も M1 の人たちを中心に作っていただけたようだ。ありがたい。松本先生から2つアナウンスを聞いたりしつつ、@keiskSくんと少し話したりなどする。いろいろと仕事があるようだ。

21時くらいから tomohiro-s くんの歓迎会、というかなんだかよく分からないが現在 D3 の人たちの同窓会 (総勢4人) に混ぜてもらう。昔を知る人がどんどん少なくなってしまうが、来年になったら古くからいる人がさらにいなくなってしまうな〜。@makimotoくん、@halhideくん、masahiko-h くん、@rtokuhisa さん、@fumi_tanさん、@hiraku_mrt くんなど、懐かしい名前が出てくる。

そういえば対話勉強会だけは (論文紹介を聞きに行くのも含めて) 出たことが恐らく一度もない勉強会なので、どういう人が出ているのか全然知らなかったかも。最近「対話をやりたい」と言う受験生の人が多くて、そういう人には「本当に対話の研究をしたいなら東北大学の乾研究室に行ったほうがいいですよ」「NAIST で本当に対話の研究をしたいなら知能コミュニケーション講座もお勧めですよ」ともれなくお伝えしているのだが、ほとんどそのまま松本研を志望してしまうという問題点がある。

まあ、ほとんどの人は入学して1年もしたら対話の研究をやりたいとは言わなくなるので、たまたま目につきやすい (小論文のテーマとして書きやすい、と受験生が思っている) トピックが対話、というだけなのだろうけど……。

ちなみに自分は対話勉強会 (2007) の前身の意味談話勉強会 (2005-2008) をかつてメインの勉強会にしていたが、自分が抜けてから2つの勉強会がマージされて談話と対話勉強会 (2008-2009) というのになってから完全に出なくなり、乾先生が東北大学に行くのと前後して談話と対話勉強会が消滅し、しばらく意味談話勉強会は活動を休止していたのだが、去年の秋にまた復活させて現在に至る、という感じ。

松本研も学生中心の勉強会 (勉強会という名前はあまり適切ではなくて、毎週集まる研究グループという感じだが) で日々の研究が回っているので、年ごとにいろいろ勉強会も変遷があるのだが、10年以上続いているのは DMLA (前身の DataMining 勉強会含む)、CJE (前身の CJK 含む) 勉強会と、SVM 勉強会くらいかなぁ。なんでも OK、という懐の広い勉強会が時を超えてずっと残っている気がする。自分もいろいろな勉強会を合従連衡させて勉強会の数を減らしたいと思うことはあるのだが、どの勉強会もそれなりに存在意義はあるのでなかなかそうも行かず、悩ましい。秋学期またどうするか考えよう。