2次会

これは27日の話だけどあちらが長くなってしまったので便宜上この日に。

披露宴が終わったあと、新婦は2次会用にメイクを手直ししてもらったり、着替えたり。自分も着替えて両親たちと少し事務的な話(心づけを誰に渡したかとか)をして別れる。

2次会幹事をして取りまとめてくれたマイミクすなくん(代ゼミ世田谷寮のチューター同期)も披露宴に呼んだのだが、あまり相談員時代の人は知らないそうで、それなら妻の大学院テーブルのほうが(KDDoI さんもいるし)女性もいるので、ということで東大医学系研究科テーブルに回ってもらったのだが、2次会どうかな? と思って急遽一番下の弟(彼も代ゼミ世田谷寮でチューターをしていて、数ヶ月被っている。あと一番下の弟とすなくんは会社も同じである)も召集したので、2次会までの数時間、夫婦と弟の3人でふらふらと銀座に移動。本当はもう少し2次会手伝うかと思ったのだが、とてもそういう余裕もなく、幹事の方々には頭が下がるばかり。

2次会会場は銀座一丁目駅から徒歩1分くらいのところなのだが、開始まで1時間近くあるということで、どこか喫茶店でもないかと徘徊。manab-ki くんとか yotaro-w くんがうろうろしているのに遭遇したりしつつ、喫茶店を探す。しかしながら、天気のいい日曜日の昼下がりのせいか、どこも空いていないようで、新郎新婦ぐったりしていると、弟が「ちょっと待っていてください、探してきます」と言ってダッシュで50mくらい先まで喫茶店見てきてくれた。偉すぎる……。妻も「すーすーいい子だよ! 将来の日本を背負って立つ人は違うね」(←先日教会に行って自分たち家族の昔からのアルバムを見せてもらい、「すーすー(註:一番下の弟の名前は「進」と言い、当時「すーすー」と呼ばれていたようだ。微妙に覚えがないわけではないが……昔からお世話になっていた教会の牧師さんの奥さんに「すーすーかわいいわよねー、みんなのアイドルすーすーって呼ばれていたのよ」と言われてから気に入ったらしい)と言っていた。ものすごい勢いで見つけてきてくれたので、ありがたや、ありがたや、と思いつつ入る。

とはいえ式の話をするよりメインは進の彼女との進展具合を自分と妻が突っついて楽しむ時間だったりして……(笑) 進の彼女は永田町勤務らしいが、進は今週で研修期間が終わって甲府支店勤務だそうで、会う時間を作れるか今から心配しているそうだ。まあ東京と奈良とか日本とアメリカとかほどには離れていないので、会う気があるなら問題ないと思うが……。妻は「すーすーかわいいよねー、ああいう弟がほしい(註:弟さんいます)」「仕事で疲れたとき飲みに誘って愚痴りたい」「お酒飲ませて彼女の話とか聞いていじってみたい」「彼は年上の女性にもてるタイプよ」などと言っていたが、果たして……(汗)

2次会会場に行ったら幹事の shuya-a さん、takahi-i さん、すなくんがいろいろ手配してくれて、滞りなく進んでいるようであった。新婦側の幹事も(当初頼んでいた人がご家庭の事情で参加できなくなったりというハプニングはあったが)当日飛び入りで手伝ってくれる人もいたりと、非常に助かる。

楽な格好に着替えてみなさんをお迎え。

男性陣から「小町空気読みすぎ」と突っ込まれたが、自分的には国際会議の発表もこんな感じで行くくらい、自分的には「正装」なんだけど……ちなみに中高も私服だったし、一生のうちネクタイ結んだ回数は片手で数えられますよ?

2次会ではみなさんこんな感じでくつろいでいた

2次会に来てくれたのは48人で、会場はちょうどいい大きさ。2次会だけ参加の人も20人近くいたので、新郎新婦入場の演出もしてもらい、クラッカーで歓迎される。当初はもっと男女織り交ぜた出し物でもして交流を深めてもらおうと思ったのだが、なんかいろいろと準備が大変だったので、結局新郎新婦が身を張ってネタを提供して参加者に楽しんでもらおう、という趣旨になり、そういう流れで司会のすなくんにお願いする。toshi さんから別途話が来たのだが、なにやら「披露宴で馴れ初めを聞いて『これはネタになる!』と思って急遽『Mixi と生駒日記から小町夫妻の足取りをたどる!』という企画を考え付いたのだけど、やってもいい?」と聞かれて、まあ日記に関しては誰にも公開しているし、書いていないところは書いていないので、いいかなと思って OK。toshi さんは2次会の間も情報収集していたり……(超マメな人である)

あまり見渡す余裕もなかったけど、妻の元同僚(助教)の人と話す manab-ki くんとか、えりいさんらに混じって KDDoI さんなど妻の大学院関係の人たちと話す武者さん(武者さんもえりいさんもそれぞれ中高での将棋部と合気道同好会での先輩で、武者さんとえりいさんは学年1つ違うけど麻雀仲間だったそうだ(笑))とか、いろいろおもしろい組み合わせが見られて個人的にも楽しめた。みなさん新郎に釣られてか終始笑みの絶えない2次会になり、本当によかった。

というわけでしばらくしてから余興第1段、第1回小町家ご夫婦クイズ。

クイズは事前に takahi-i さんから出題があったので送っておき、前日までのドイツ出張の合間を縫って作ってもらった。感謝!

基本的には彼女とは毎日電話しているのでお互い答えられると思うのだが、どきどき……。問題は交互に出るのだが、まずは簡単な問題からで楽勝で回答。

緊張してお酒で喉を潤す新郎……ごくり

間違えるとピコピコハンマーで相手を叩くことになっているので回答は慎重に。

新婦も手に汗握る。

3問目、自分への出題「新婦は新郎のどの言葉に感動したか?」なのだが、選択肢見ても全部自分が言った覚えがない!!

takahi-iさん「この中に正解はありますね?」

新婦「はい、あります」

新郎「どれも記憶にないんですけど! オ、オーディエンス使っていいですか!?」

オーディエンスの方々

しかし自分と彼女以外に知る人はいない選択肢なので、これかな? というのを答える。

あっさりファイナルアンサー

が、失敗だったようで、ピコピコ叩かれた。答えは「落ち着いた?」で、いろいろ仕事の問題があったとき、電話で黙って1-2時間延々話を聞いて、最後に「落ち着いた?」と自分が言ったときの言葉が感動した言葉だったそうだ。シチュエーションを聞くと確かに言ったような記憶はあるが、あれがそうだったのか……

というわけで何個かクイズが続き、最後はお約束。

新郎が迫ると微妙に逃げる新婦。。しかし「まあいいじゃないか、減るもんでもないし」と押し倒す新郎。

いやー、まあここまでは事前に聞いていた余興だったので、終わってほっと一息。ケーキなども運ばれて来たので女性陣のところ行って声かけたり。ぼやーとしつつ K 部などと「披露宴よかったよ、メシもうまかったし」と話していると(ご飯がおいしかったという声は両手で数えるくらいの人数の人から聞いた)、第2段余興があるそうで、題して「第1回小町家の謎」。Mixi と生駒日記から足取りをたどるらしい……。自分的にはまあ普通だったのだが、新婦は新婦からの猛烈アタックぶりが赤裸々になってしまったので、「もー、恥ずかしい!!」と顔を押さえていた(笑) (すでに開き直ったそうなので、もういいんだけど)

足取りをおさらいすると、最初 KDDoI さんが Mixi で薬膳カレーについて書いていたら隣の研究室の後輩である彼女が「薬膳カレーいいっすねー、一緒に行きたいです」と書き込んで、なんとなく行くことになっていて、KDDoI さんとマイミクえりいさんはそれぞれ KDDoI さんが大学(相談員)の先輩、えりいさんが中高合気道同好会での先輩、そして KDDoI さんとえりいさんが研究室の先輩後輩だということで、これは奇遇なので1回どこかで食事でもしましょう、とこれも Mixi で盛り上がって、自分がN大学合同研究会の発表で東京に来るタイミングで薬膳カレー食べることになったのであった。そこに当日 KDDoI さんが「薬膳カレー食べに行くなら、前から食べたいと言っていた彼女も誘ってみよう」ということで声をかけて、自分も当日「一人女の人が増えるんですがいいですか?」と言われて(最初 KDDoI さんの彼女かと思ったんだけど……)快諾したら来たのが彼女であった、という経緯。

その後「ハセ」という名前で数日に1回コメントをくれるようになり、研究の話書いていても「お元気ですか? 研究は難しくて分かりませんがお体お大事に」なんてコメントくれたりして、自分は「毎回コメントくれる不思議な人だなぁ」と思っていた(あとで「『ぼくも一目ぼれだったんですけどね』とか話合わせたりしてくれないんだもん!」と怒られた(笑))のだが、思えばあのころからアタックしていたようであった。そして公開日記でなくメールでやりとりするようになり、お互い修士論文で忙しかった時期でもあり、励まし合いながら書いていて、修士論文提出後に新宿で待ち合わせて会ったりして付き合うようになったのであった。

上記日記では、「あと15分で着きます」と携帯からメールがあってから突然連絡が取れなくなったので、事故に巻き込まれたかと心配していており、「どうも今日待ち合わせしていた彼女は携帯電話を紛失したので連絡が取れなくなっていた」と書いてあるが、実際は彼女が新宿でトイレに入ったときどうも携帯電話をトイレに流してしまったそうだ(嘘のような本当の話)。あと会えなかったら3時間も待たずに紀伊国屋に行っているだろうと彼女は予想し、紀伊国屋で合計数十回「小町守さん、いらっしゃいましたら1階受付までお越しください」という館内放送を入れてもらっていたそうだ。予想は半分正しく半分間違っていて、たぶん単なる友だちレベルなら確実にそうしていただろうけど、自分はその日会えなかったら人生変わるだろうなと思っていたので待っていたのであった。

その後の彼女の足取りはといえば、携帯電話にしか自分の PHS の電話番号を入れていなかったようで、KDDoI さんとえりいさんに(仕事中だけど)がんがん電話かけまくってつながらず、とりあえず大学院に戻って自分にメールして(これも懸命な判断で、自分が待ち合わせすぐ諦めていたら実家に帰ってメール見ていたはず……あとで実家に着いてしばらく弟と話していて、彼女から電話があってからメール見たら、至急連絡ください、というメールが届いていた)自分の PHS の番号を聞き出し、なんとか連絡が取れて、結局(上の日記には書いていないけど)会うことができたのであった。

ちなみに彼女は2時間くらい紀伊国屋の新館・本館とスターバックスを行ったり来たりしながら、紀伊国屋でたまたまかかっていた宇多田ヒカルFlavor of Lifeが頭の中をぐるぐる回っていたそうだ。この歌詞も(初めて見たけど)友だちでも恋人でもない微妙な関係でせつない、という内容で、自分たちの関係と重ねて思い入れがあったそうで、披露宴の新婦お色直しあとの入場だったかで流れた曲である。

情報系(もしくは哲学)と看護という、全然接点がない2人がどうやって出会ったの? という質問はみなさんから受けていたので、これでみなさん納得していただけたのはよかった……。誰かから「感動したよ。『泣ける2ちゃんねる』とかに載っていてもおかしくないね」と言われたのだが、そこでそう来るところが情報系クオリティ(笑)

最後はみなさんに帰るとき受付で Gclef の紅茶をお渡ししてお開き。

2次会だけ参加の人はお茶だけもらっても困るだろうし、たぶん鞄も持ってきていないので、一緒に食べるお菓子を東京會舘で買って紙袋とセットで送ってもらった

みなさんどうもありがとうございました!

3次会についてはまた翌日の日記に……。