言語処理学会最終日

口頭発表が20分のつもりでスライド23枚作っていたのだが、本会議が始まってから発表15分質疑5分と知り、スライド18枚に減らしたのだが、練習してもどうしても17分以下にならないので、これは少し早口にするしかないかと思う。

タスク自体は語義曖昧性解消というタスクなのだが、なぜかセッションは固有表現抽出のセッションに入っていた。他の発表もおもしろかったからいいけど。

発表スライドはこちら。時間がなくて紹介できなかったスライドも入っている。

割と興味を持って聞いてもらえたと思うのだが、「なんで語義曖昧性解消で?」と何人かに言われる。ええ、おっしゃる通りで……。やっぱり時間的にも元々2つの論文にするべきところを1つにまとめているから無理があるのだろう……(というのも聞く人の都合でなくこちらの都合なのでこちらが悪い)

昼は shindo さんがはるばる北海道から来ていたので shindo さんたちと食べる。「小町さんの発表数学っぽい」と言われる(他の人にも言われたのだが、初めて「ノイマンカーネル」なんて聞いた人はちんぷんかんぷんだろうとは思う。自分も2年くらい意味分からなかったし)のだが、もっとざっくりとした話にしたほうがよかったかな。前半部分はどうしようもなかったけど……。

午後はポスター聞いて語彙・辞書のセッションに出る。けっこう今日はおもしろい発表が多くて出てよかった。個人的な関心としては風間さんの「Web上の資源から構築した複数の固有表現辞書を用いた日本語固有表現認識」の話、あと鍛冶さんの「単語の半教師ありクラスタリング」に興味がある。前者は自分でも似たようなことやったことがあるので大規模化するときの注意点という感じだが、後者は単語の分布類似度を用いた制約を半教師あり学習の must-link として単語の共起を用いたクラスタリングに入れ込むという話で、あまり半教師ありクラスタリングでうまく行った話を聞いたことがなかったので参考になった。

夜は代ゼミ世田谷寮チューター OB 会。6人集合。みなさんご活躍されているようで、なにより。次集まるのは代ゼミが潰れる記念だったりして(笑)