Golconda Fort

午後は jia-l さんと2人で観光。Golconda Fort という城跡に2人で上る。ゴルコンダってなにかと思ったらインドの中世のイスラーム王朝国家の首都らしい。インド史って高校世界史でもほとんどやらないので聞いた記憶がないなー。東大の入試ではけっこう試験に出そうなところなので一応勉強したと思うんだけど……。北のほうはよく王朝が変わるので地図を描きながら支配地域と王朝名と最盛期の支配者の名前と宗教みたいなのは憶えるのだが、南のほうはそもそも地図で国名を書いた記憶がない。で、この Golconda ってのは14-16世紀くらい栄えた街で、1687年にアウラングゼーブに滅ぼされたとか。ようやく知っている名前が出できた、みたいな。1903年の地図

あとで聞いたら他の人たちも午前中ここに来ていたらしいのだが……。入り口付近はガイドの客引きが多くてうざかったが、少し行くと静かになって、現地の人と喋ったりしながら上って楽しかった。見晴らしもいいしね。jia-l さんから中国の話をいろいろ聞いておもしろかった。中国でもタクシーはメーターないから値切るのが当たり前とか、このあたりの風景は自分の子ども時代(つまり中国で言えば20年前)と本当にそっくりとか、道路に信号がなくて車が走っていても歩いて渡るのは同じとか、などなど。今日はタクシーとの値切り交渉で jia-l さんにまかせっきり。ありがたい。

自分は東京育ちなので金額交渉なんかはものすごい下手。父は昔関西の人だったので、たとえば秋葉原に買い物に行ったりしたらときどき値切っていたのを思い出すが、自分はまず言われた値段で買うなー。その代わり「この人・店には高くてもお金払っていいけどこの人・店は安くても払いたくない」という基準はあるけど。

帰りもう一つくらい行けるかと思ったが、渋滞に巻き込まれたので直行して帰る。6時半。みなさん午後4時くらいには戻ってきていたようだが、どうも shimpei-m くんが調子悪くて吐き気がする(何回か戻した?)そうで、食事も食べないみたい。ポカリスエットを渡したのだが、大丈夫だろうか……。日射病・熱射病でも人は死ぬので油断できないし、なんか別の危険な病気だったらそれはもっと大変だし……。

というわけで静かな夕食。jia-l さんと自分以外は遅い昼食だったようであまりお腹は減っていないと言っていたが、最後だからと注文した羊肉のキーマカレーがかなりおいしくて、jia-l さんと ryu-i さんは「これがいちばんおいしかった」と言うくらいで、みんなぱくぱく食べてすぐなくなってしまう。まあこれで食べおさめ。

最後タクシー代を精算したら全然足りなくて60USD換金。自分と ryu-i さんは交代でタクシー代払ったし、ryu-i さんに至っては他の人が食事代100ルピーしか出さないところ300ルピーくらいしょっちゅう払っていた(自分も大目に払っていた)のに600とか800とか余っていたのだが、ほとんど残っていない人もいたりして、いったいどこでそんなに差がつくのだろう……。でもやっぱり24時間カードは高いよな……

いろいろあったが最後は無事に帰国。shuya-a さんがハイデラバード空港ではまって20分くらいかかってしまうというハプニングがあったが、みんな事故に巻き込まれたりせず帰ってこられてよかったよかった。