Espresso と NLC 研究会

今日は電子情報通信学会言語理解とコミュニケーション研究会の発表のため東京に出張。研究発表のために来たのだが、なんでこの研究会に出すことにしたかというと、自分のアルゴリズムがベースにしている Espresso というアルゴリズムの開発者の Patrick Pantel さんが招待講演で来てくれるからである。

発表前から幹事の方と連絡を取っていたこともあってか、研究会の前に30分ほど時間をもらって直接 Pantel さんに英語バージョンのスライドを使って説明することができた。コメントや質問を聞くとさすがという感じである。しかもナイスガイ。非常に有益であった。

招待講演は類似度に関する話だった。実務で自然言語処理技術を使うコンサルタントをしているためか、適合率が7割とか8割でもちゃんと応用できるという目線で話しているのが参考になった。デモもちゃんと作っているし、見習わないと。

自分の発表は時間が足りないことが予想されていたので少し早口になってしまったが、日本語版のスライドを作ったこともあってか割と説明はできたかなと思う。3人の人からコメントもらってそれぞれなるほどなという感じ(でもそれぞれ自体は社内で発表したときもらったコメントであった)だが、atsush-f さんから研究会の終了後にもらったコメントは、たった30分しか説明していないのにそこに気がつくのか、と思ってすごいなあ、とびっくりした。(自分は気づくまでに2ヶ月くらいかかったのだが)

あとは論文の直しを出したらしばらくこの話は置いておいて次の話をするのだが、また研究で忙しくなるかなと楽しみである。

研究会のあと、この日記の読者さんから声をかけてもらう(もともと駒場の言語情報の修士を出た人で、たぶん自分とは被っていない)。思いがけないところで読んでもらえていて嬉しかった。