中学生のころビッグコミックスピリッツの連載で全部読んだはずだし、ドラマも一応全部見たのだが(コミックとイメージ違うなあ、と思っただけだった)、今日古本屋で手にとると全然話を覚えていなかったので買ってみる。
そうか、この漫画はこういう内容だったのか。掛井と取手、両方自分と似ているところがけっこうある。そうそう、と涙を拭きつつ読むが、実際自分が20歳のあの時期を越えてみないとこの作品のよさは分からなかっただろうな。浪人から大学生生活までを書いた漫画といえば、中学のころは夏休みや冬休み、春休みといった休みがくる度にめぞん一刻を読み返していて(10回以上読んだことがある作品はめぞん一刻くらい)、そのころの自分はあすなろ白書は駄作だと思っていたので、心境の変化に驚く。
芥さんは「失恋したことのないやつは半人前だ」と言っていたが、たぶんその通りだったんだろうな。